せっかく獲得した顧客が、活用しきれずに解約してしまっていませんか。カスタマーサクセスツールを導入すれば、顧客の利用状況を可視化し、解約の兆候を早期に察知してオンボーディングやアップセルにつなげられます。
本記事では、主要なカスタマーサクセスツール10サービスを料金・機能・対象規模の観点から比較したうえで、カスタマーサクセスツールの基礎知識・タイプ・選び方・料金相場・よくある質問まで解説します。
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カスタマーサクセスツールのおすすめ比較表
顧客の利用データを可視化するものから、オンボーディング支援に特化したものまで特色が分かれます。自社のカスタマーサクセス課題に合わせて検討しましょう。
| サービス | 月額費用 | 初期費用 | 無料トライアル | 資料 |
|---|---|---|---|---|
Fullstar
|
0円〜(Freeプラン) | 0円(Freeプラン) | あり(Freeプラン) | 資料請求ページ |
Growwwing
|
60,000円〜 | 要見積もり | 要問い合わせ | 資料請求ページ |
coorum
|
要見積もり | 要見積もり | 要問い合わせ | 資料請求ページ |
Onboarding
|
98,000円程度〜 | 100,000円程度 | 要問い合わせ | 資料請求ページ |
| commmune(コミューン) | 要見積もり | 要見積もり | 要問い合わせ | 資料請求ページ |
| テックタッチ | 要見積もり | 要見積もり | あり | 資料請求ページ |
| KiZUKAI(キヅカイ) | 要見積もり | 要見積もり | 要問い合わせ | 資料請求ページ |
| pottos(ポトス) | 98,000円程度〜 | 要見積もり | 要問い合わせ | 資料請求ページ |
| QANT Web(旧RightSupport by KARTE) | 要見積もり | 要見積もり | 要問い合わせ | 資料請求ページ |
| EmotionTech CX(エモーションテック) | 要見積もり | 要見積もり | 要問い合わせ | 資料請求ページ |
カスタマーサクセスツールとは
カスタマーサクセスツール(CSツール)とは、顧客が製品・サービスを使いこなし、期待する効果を得られるよう能動的に働きかけることで、契約の継続率や顧客生涯価値(LTV)の最大化を支援するツールです。
SaaSビジネスの拡大にともない、契約後にいかに顧客を定着させ、活用を促進するかが事業成長の鍵となっています。CSツールは、顧客ごとの利用状況(ログイン頻度・機能利用率など)を可視化し、解約リスクの高い顧客を早期に発見して能動的にフォローするための基盤となります。
カスタマーサクセスツールの主な機能
- ヘルススコア管理:利用状況や満足度から顧客の健全性を数値化し、解約リスクを可視化
- オンボーディング支援:導入初期の顧客が製品を使いこなせるよう、チュートリアルやガイドを提供
- 顧客データの一元管理:契約情報・利用ログ・問い合わせ履歴などを顧客ごとに集約
- アラート・タスク管理:解約兆候を検知した際に担当者へ通知し、フォローアクションを促す
- コミュニティ・ナレッジ共有:顧客同士が情報交換できる場を提供し、自己解決とロイヤル化を促進
カスタマーサクセスツールのタイプ
LTV最大化タイプ
顧客の利用データを分析し、ヘルススコアや解約予兆を可視化するタイプです。HiCustomerやGrowwwingのように、データに基づいた能動的なフォローを支援するツールが該当します。
オンボーディング促進タイプ
導入初期の顧客が製品を使いこなせるよう、操作ガイドやチュートリアルを提供するタイプです。Onboardingのように、初期定着率の向上に特化したツールが該当します。
ロイヤルカスタマー育成タイプ
顧客同士のコミュニティを形成し、エンゲージメントとロイヤル化を促進するタイプです。coorumのように、コミュニティプラットフォーム機能を備えたツールが該当します。
カスタマーサクセスツールの選び方4つのポイント
1. 導入目的の明確化
解約率の低減、アップセル・クロスセルの促進、オンボーディング期間の短縮など、自社が最も解決したい課題を明確にしたうえでツールを選びましょう。
2. 既存システムとの連携
CRM・SFAや自社プロダクトの利用ログとデータ連携できるかで、ヘルススコアの精度や運用の手間が変わります。
3. ベンダーのサポート体制
ツールの提供だけでなく、カスタマーサクセス施策の設計・運用を支援してもらえるかを確認しましょう。特に初めて導入する企業には重要な観点です。
4. 料金体系と自社の顧客規模
月額固定制のツールが多く、管理する顧客数や契約規模に応じて適切な料金プランを選ぶ必要があります。
おすすめカスタマーサクセスツール10選
ここからは、比較表で取り上げた10サービスの特徴を個別に解説します。
Growwwing|LTV最大化に特化したCSツール
Growwwing
★★★★★★★★★★- 初期費用
- 要見積もり
- 月額費用
- 60,000円〜
- 無料トライアル
- 要問い合わせ
- 最短導入
- 要問い合わせ
- サブスクリプション・SaaSビジネス向けの顧客情報一元管理
- データの可視化・分析とCS担当者の活動管理に対応
- 月額60,000円からの明快な3段階プラン
株式会社Insight Techが提供するカスタマーサクセスツールです。顧客の利用データを分析し、LTV(顧客生涯価値)の最大化を目的とした機能を備えています。月額60,000円からとなっています。
こんな企業におすすめ:アップセル・クロスセルによる売上拡大を重視する企業
coorum|コミュニティ形成でロイヤルカスタマーを育成
coorum
★★★★★★★★★★- 初期費用
- 要見積もり
- 月額費用
- 要見積もり
- 無料トライアル
- 要問い合わせ
- 最短導入
- 要問い合わせ
- 顧客同士が交流できるコミュニティを軸にした設計
- 顧客の声の収集とLTV向上施策への活用に強み
- 会員数(2,500人〜50,000人)に応じた3段階プラン
株式会社コーラムが提供するカスタマーサクセスツールです。顧客同士が交流できるコミュニティプラットフォームを軸に、パーソナライズされた顧客コミュニケーションとロイヤルカスタマーの育成を支援します。料金は要見積もりです。
こんな企業におすすめ:コミュニティ運営を通じて顧客エンゲージメントを高めたい企業
Onboarding|導入初期の定着率向上に特化
Onboarding
★★★★★★★★★★- 初期費用
- 100,000円程度
- 月額費用
- 98,000円程度〜
- 無料トライアル
- 要問い合わせ
- 最短導入
- 要問い合わせ
- SaaSプロダクト上にガイド・ポップアップを表示するオンボーディング特化
- 開発工数をかけずにUI上へガイドを追加可能
- 解約率改善やユーザーの活用度向上を支援
株式会社STANDSが提供するカスタマーサクセスツールです。導入初期の顧客が製品を使いこなせるよう、操作ガイドやチュートリアルの作成・配信に特化しています。月額98,000円程度から、初期費用は100,000円程度です。
こんな企業におすすめ:機能が複雑でオンボーディング期間の長さが課題になっているSaaS企業
Fullstar|ずっと無料のFreeプランから
Fullstar
★★★★★★★★★★- 初期費用
- 0円(Freeプラン)
- 月額費用
- 0円〜(Freeプラン)
- 無料トライアル
- あり(Freeプラン)
- 最短導入
- 要問い合わせ
- ノーコードでガイド・ツールチップを作成しオンボーディング工数を削減
- 利用率が下がったユーザーを検知する解約アラート機能
- 書類不要・最低利用期間なしでずっと無料のFreeプランを提供
ノーコードでガイドやツールチップを作成できるデジタルアダプションプラットフォームです。期間制限のないFreeプランがあり、初期費用・月額とも0円から利用を始められます。掲載10製品のなかで唯一、無料で継続利用できる製品です。
こんな企業におすすめ:まず無料で操作ガイドを試したい企業
テックタッチ|ノーコードで操作ガイドを実装
テックタッチ
★★★★★★★★★★- 初期費用
- 要見積もり
- 月額費用
- 要見積もり
- 無料トライアル
- あり
- 最短導入
- 要問い合わせ
- ノーコードで操作ガイド・ナビゲーションを実装できるDAP
- 国内シェアNo.1を標榜し大手企業での導入実績が豊富
- AIエージェント機能によるユーザー行動データ分析にも対応
ノーコードで操作ガイドを実装できるデジタルアダプションプラットフォームです。国内シェアNo.1を標榜し、大手企業への導入実績が豊富です。無料トライアルが用意されており、料金は要見積もりです。
こんな企業におすすめ:社内システムの定着率を上げたい大企業
pottos(ポトス)|利用状況をスコアで可視化
pottos(ポトス)
★★★★★★★★★★- 初期費用
- 要見積もり
- 月額費用
- 98,000円程度〜
- 無料トライアル
- 要問い合わせ
- 最短導入
- 要問い合わせ
- 顧客の利用状況をセグメント・グラフ・スコアで可視化
- 顧客への能動的アプローチを自動化する機能
- CS担当者のワークフロー管理にも対応
顧客の利用状況をスコアやグラフで可視化するCSオートメーションツールです。月額98,000円程度から利用できます。顧客の状態を数値で把握し、対応の優先順位をつけたい場合に向きます。
こんな企業におすすめ:担当顧客数が多く、対応の優先順位づけに悩む企業
KiZUKAI(キヅカイ)|AIが解約リスクを自動算出
KiZUKAI(キヅカイ)
★★★★★★★★★★- 初期費用
- 要見積もり
- 月額費用
- 要見積もり
- 無料トライアル
- 要問い合わせ
- 最短導入
- 要問い合わせ
- AIが解約リスクを自動算出するサブスクリプション向けツール
- ログイン頻度や利用項目など詳細な利用データをBIツールとして分析
- 統計・プログラミング知識不要でクリック操作のみで分析可能
AIが解約リスクを自動算出するサブスクリプション向けのLTV改善ツールです。プログラミング知識がなくても分析でき、解約の予兆を早期に捉えられます。料金は要見積もりです。
こんな企業におすすめ:サブスクリプション事業で解約率を下げたい企業
commmune(コミューン)|顧客コミュニティを構築
commmune(コミューン)
★★★★★★★★★★- 初期費用
- 要見積もり
- 月額費用
- 要見積もり
- 無料トライアル
- 要問い合わせ
- 最短導入
- 要問い合わせ
- ノーコードで顧客コミュニティを構築・運営
- Commune Engage・Commune VoiceなどVoC分析や行動可視化の関連プロダクトを展開
- コミュニティ内の行動データを分析ダッシュボードで可視化
ノーコードで顧客コミュニティを構築できるCXプラットフォームです。コミュニティ運営を軸に、ユーザー同士の自己解決とロイヤリティ向上を支援します。問い合わせ対応そのものを減らすアプローチです。料金は要見積もりです。
こんな企業におすすめ:ユーザー同士の交流で問い合わせを減らしたい企業
QANT Web(旧RightSupport by KARTE)|困りごとを先回りして検知
QANT Web(旧RightSupport by KARTE)
★★★★★★★★★★- 初期費用
- 要見積もり
- 月額費用
- 要見積もり
- 無料トライアル
- 要問い合わせ
- 最短導入
- 要問い合わせ
- 問い合わせ前の顧客行動の可視化
- 困りごとに合ったFAQ・チャネルへの誘導
- LLMによる回答提示とシナリオ自動生成
株式会社RightTouchが提供するWebサポートプラットフォームで、2025年10月1日に「RightSupport by KARTE」から刷新されました。問い合わせ前の顧客行動を可視化し、サポートウィジェットでFAQやチャネルへ誘導して自己解決を促します。料金は要見積もりです。
こんな企業におすすめ:Webサイト上での離脱や問い合わせを減らしたい企業
EmotionTech CX|NPSを軸に顧客体験を分析
- 初期費用
- 要見積もり
- 月額費用
- 要見積もり
- 無料トライアル
- 要問い合わせ
- 最短導入
- 要問い合わせ
- NPSを軸に顧客体験(CX)データを収集・分析
- 課題の優先度を可視化し組織的な改善アクションにつなげる
- web接客・CRM・BIツールなど他システムと連携可能
NPSを軸に顧客体験データを分析するCXマネジメントツールです。約600社への導入実績を持ちます。顧客満足度を定量的に測り、改善点を特定する用途に向きます。料金は要見積もりです。
こんな企業におすすめ:顧客満足度を定点観測して改善したい企業
カスタマーサクセスツールの料金相場
今回比較した10サービスの実勢価格をもとにすると、料金の目安は次のとおりです(2026年時点の調査)。
- データ分析・ヘルススコア型:月額60,000円程度から(例:Growwwing)
- オンボーディング特化型:月額98,000円程度から、初期費用が別途かかる場合も多い(例:Onboarding)
- コミュニティ・データ可視化型:要見積もりの個別見積もりが中心(例:HiCustomer、coorum)
多くのツールが顧客数や契約規模に応じた個別見積もりとなるため、自社の管理対象顧客数を整理してから問い合わせると比較がスムーズです。
カスタマーサクセスツール導入の流れ
- 課題の整理:解約率・オンボーディング期間・アップセル率など、解決したい課題を明確にする
- タイプの選定:LTV最大化型・オンボーディング促進型・コミュニティ型のうち、課題に合うタイプを絞り込む
- 資料請求・見積もり:自社の顧客数や既存システムとの連携要件を伝え、見積もりを取る
- スモールスタート:一部の顧客セグメントから運用を開始し、効果を見ながら対象を拡大する
カスタマーサクセスツールに関するよくある質問
Q. カスタマーサクセスツールの料金相場はどのくらいですか?
月額数万円台から導入できるツールが中心ですが、機能範囲や管理顧客数によって要見積もりの個別見積もりとなるケースも多くあります。
Q. CRMやSFAとの違いは何ですか?
CRM・SFAが主に営業活動やリード管理を目的とするのに対し、カスタマーサクセスツールは契約後の顧客の利用状況・満足度を管理し、解約防止と活用促進を目的とする点が異なります。
Q. 小規模なSaaS企業でも導入する価値はありますか?
顧客数が少ないうちはExcelなどの手作業でも管理可能ですが、顧客数の増加にともない解約予兆の見落としが増えるため、早い段階からツールを導入し運用フローを整えておくことが推奨されます。
まとめ
カスタマーサクセスツールは、(1)導入目的の明確化、(2)既存システムとの連携、(3)ベンダーのサポート体制、(4)料金体系の4点を軸に選ぶことが失敗しないコツです。データに基づく解約予兆管理ならHiCustomer、LTV最大化ならGrowwwing、コミュニティ運営ならcoorum、オンボーディング強化ならOnboardingが有力候補です。まずは気になる複数サービスに問い合わせて比較しましょう。
