タスク管理ツールの費用相場は?10製品で比較

タスク管理ツールは無料で使える製品が多く、「そもそも有料にする必要があるのか」「有料にするならいくらかかるのか」で判断に迷いやすい分野です。1ユーザー月額900円の製品もあれば、人数が増えても月額16,000円で頭打ちになる製品もあり、単価だけを並べても自社の総額は見えてきません。

この記事では、SmartSpaceに掲載しているタスク管理ツール10製品の公開料金をもとに、費用の内訳・料金体系の4タイプ・無料プランで使える範囲・利用人数5名/20名/100名でのシミュレーション・見落としやすい追加費用を整理します。

記載した料金は2026年8月時点の各社公式サイトの公開情報に基づく参考値です。税表示(税抜・税別・税込)は各社の表記に従っています。最新情報は各社公式サイトでご確認ください。

タスク管理ツールの費用を構成する4項目

タスク管理ツールの費用は、初期費用・月額利用料・基本料金やオプション・サポートや導入支援費用の4項目で構成されます。掲載10製品を確認したところ、費用の大半を占めるのは月額利用料で、初期費用を0円と明記している製品が半数を占めました。

費用項目 内容 掲載10製品での実態(2026年8月時点)
初期費用 契約時に一度だけ発生する費用 5製品が0円と明記、5製品が要問い合わせ
月額利用料 毎月継続して発生する利用料 1ユーザー月額900〜4,280円が中心
基本料金・オプション 人数に関係なく発生する固定費や追加機能 クラウド利用料などを別建てする製品がある
サポート・導入支援 初期設定支援や運用サポート 公式サイトで金額を公開している製品はない

初期費用は10製品中5製品が0円

初期費用を0円と公式サイトに明記しているのは、Backlog・Asana・Notion・Trello・Stockの5製品です。残るLychee Redmine・Bizer team・TeamHack・monday.com・Microsoft Plannerの5製品は、公式サイトに初期費用の記載がなく要問い合わせとなります。

クラウド型のタスク管理ツールはブラウザから登録してすぐ使い始められる設計が主流のため、導入時に工事や機器調達が発生しません。初期費用を心配するより、月額をどのプランで積むかを検討したほうが実務に沿います。

月額利用料は1ユーザー900〜4,280円が中心

1ユーザーあたりの単価を公開している製品を、最も安い有料プランの単価で並べると900円から4,280円に分布します。円建てで単価を公開している7製品の内訳は次のとおりです。

1ユーザー月額(最安の有料プラン) 製品
900円(税別) Lychee Redmine(スタンダード/購入は10ユーザー単位)
1,000〜1,200円 TeamHack(ビジネス・年間契約1,000円/月間1,200円・税込1,320円)、Asana(Starter・年払い1,200円)
1,300〜1,499円 monday.com(ベーシック・年額プラン1,300円・税別)、Microsoft Planner(Plan 1・年払い1,499円相当・税別)
1,650〜2,000円 Notion(プラス・年払い月額換算1,650円/月払い2,000円)
2,480円(税抜) Bizer team(ライト・年間払い/1〜30ユーザー)

このほか、Trelloは1ユーザー月額約5米ドル(Standard・年払い)とドル建てで公開しており、BacklogとStockは1ユーザー単価ではなくプラン単位・人数区分単位の定額制を採用しています。単価の高さは機能範囲の広さと連動している傾向があり、Bizer teamは業務手順のテンプレート化、Lychee Redmineは工数管理やEVM(出来高管理)といった管理機能を備えています。

基本料金・オプションは製品ごとに扱いが異なる

ユーザー単価とは別に固定費が発生する製品があります。Lychee Redmineは有料プラン共通で「クラウド利用料」が別途必要で、月額5,000円(税別)からと公式サイトに記載されています(2026年7月1日改定)。契約ユーザー数に応じて変動する仕組みのため、少人数で使うほど1人あたりの実質単価が上がる構造です。

機能追加が上位プランへの移行という形で行われる製品もあります。Notionはビジネスプラン以上でNotion AIを無制限に利用でき、Lychee Redmineはプレミアム(1,400円)で工数管理・リソースマネジメント・EVM、ビジネス(2,100円)でプロジェクトレポートが加わります。

サポート・導入支援の費用は公開されていない

掲載10製品のうち、サポート費用や初期設定支援の金額を公式サイトで公開している製品はありませんでした。Bizer teamはプランによって導入時のサポート範囲が変わると案内しており、TeamHackは有料プランの申し込みを無料登録後のアップグレードで行う形式です。既存のプロジェクト情報の移行や社内展開の支援を依頼したい場合は、見積もり段階で範囲と金額を確認してください。

タスク管理ツールの料金体系4タイプ

タスク管理ツールの料金体系は、ユーザー単価×人数型・プラン定額型(人数無制限)・人数区分パック型・ユーザー単価+基本料金型の4タイプに分かれます。利用人数が今後どう増えるかによって、有利なタイプが変わります。

料金体系タイプ 課金の仕組み 該当製品(2026年8月時点)
ユーザー単価×人数型 1ユーザー単価×利用人数で月額が決まる Asana、Notion、Trello、monday.com、Bizer team、TeamHack、Microsoft Planner
プラン定額型(人数無制限) プランごとの定額。人数が増えても月額は変わらない Backlog
人数区分パック型 「◯人以下ならチーム合計いくら」の区分制 Stock
ユーザー単価+基本料金型 ユーザー単価に固定の利用料が加算される Lychee Redmine

ユーザー単価×人数型は人数に比例して増える

利用人数×単価で月額が決まる、最も一般的な方式です。予算化しやすい一方で、社内展開が進むほど月額が比例して伸びます。Bizer teamはライト(1〜30ユーザー)1ユーザー月額2,480円、ビジネス(ユーザー数上限なし)3,480円、エンタープライズ(100ユーザー以上)4,280円と、人数帯が上がるほど単価も上がる体系です(いずれも年間払い・税抜)。

Asana のサイト画面

Asana

★★★★★★★★★★
初期費用
0円
月額費用
0円〜(無料プランあり)
無料トライアル
あり
最短導入
要問い合わせ
  • 個人利用から複数チーム・プロジェクト横断の管理まで対応
  • 自動化ルール・レポート機能で組織全体の進捗を可視化
  • 無料のPersonalプランから始められる4段階の料金体系

プラン定額型は人数が多いほど1人あたりが下がる

Backlogは、スタータープラン月額2,700円、スタンダードプラン月額16,000円、プレミアムプラン月額27,000円、プラチナプラン月額75,000円の4段階で、スタータープラン以外は利用ユーザー数が無制限です。スタータープランにはユーザー数の上限が設定されているため、対象人数は契約前に確認してください。人数が増えるほど1人あたりの負担が下がるため、全社展開を前提とする組織と相性のよい体系です。

Backlog のサイト画面

Backlog

★★★★★★★★★★
初期費用
0円
月額費用
2,700円〜
無料トライアル
あり(30日間)
最短導入
要問い合わせ
  • 課題管理・ガントチャートとGit/Subversion連携など開発現場に強い
  • スタンダードプラン以上は利用ユーザー数無制限
  • 非エンジニアにも分かりやすいシンプルなUI

人数区分パック型は区分の上限付近で割安になる

Stockは、チーム全員の合計金額を人数区分ごとに定める方式です。ビジネスプランは5人以下で年間一括払い月額3,250円(月々払い3,900円)、30人以下で年間一括払い月額19,500円(月々払い23,400円)と公開されています(いずれも税抜)。30人以下の区分を28名で使えば1人あたり約700円、10名で使えば1人あたり1,950円となり、区分の上限に近いほど1人あたりの実質単価が下がる仕組みです。

Stock のサイト画面

Stock

★★★★★★★★★★
初期費用
0円
月額費用
チーム合計月額3,250円(税抜・5人以下・年間一括払い)〜。フリープランは0円
無料トライアル
あり(フリープラン)
最短導入
要問い合わせ
  • ノートへの情報ストックとタスク管理・メッセージを1つのツールに集約
  • 『非IT企業』での利用を想定した、機能を絞ったシンプルな画面設計
  • 社外メンバーを人数無制限で無料招待できる

ユーザー単価+基本料金型は少人数で割高になりやすい

Lychee Redmineは、スタンダード1ユーザー月額900円(税別)に、有料プラン共通のクラウド利用料月額5,000円(税別)からが加算されます。加えて購入は10ユーザー単位のため、5名で使う場合も10ユーザー分の料金が発生します。人数が増えるほど基本料金の重みが薄まる構造で、少人数での試験導入には向きません。

無料プランで使える範囲と、有料化が必要になるライン

掲載10製品のうち7製品が無料プランを提供しており、少人数のチームであれば費用をかけずに運用を始められます。ただし無料で使える範囲は製品ごとに大きく異なり、ノート数・ユーザー数・利用できる機能のいずれかに制限が設けられています。

無料プランがある7製品の条件

公式サイトに記載のある無料プランの条件は次のとおりです。記載のない項目は本記事でも記載していません。

製品 無料プラン名 公式サイトに記載のある条件(2026年8月時点)
Lychee Redmine フリー ユーザー数無制限。基本機能の一部とカンバンを利用でき、ガントチャートは対象外
Stock フリープラン 累計20ノートまで。メンバー数無制限、ストレージ1GB
Trello 無料プラン 個人・小規模チーム向け
Notion フリープラン 個人利用に向いたプラン
TeamHack お試しプラン 機能を試せる無料プラン。最終ログインから1年経過後はデータ削除
monday.com 無料プラン 最大2ユーザー。ボード3つ、ドキュメント3つまで
Asana Personal 個人・2名までのチーム向け

無料プランを提供していないのは、Backlog・Bizer team・Microsoft Plannerの3製品です。Backlogは全プランで30日間の無料トライアル、Bizer teamは無料トライアル、Microsoft Plannerは1か月の試用版を用意しています。Microsoft Plannerの試用版は申し込みにクレジットカードが必要で、試用期間終了後は自動的に有料プランへ移行する点に注意してください。なお、Microsoft 365のエンタープライズプランには基本のPlannerが含まれており、既に契約していれば追加契約なしで使い始められる範囲があります。

有料への切り替えが必要になる3つの分岐点

無料プランから有料プランへ移る判断は、人数・データ量・機能の3点で決まります。

  1. 人数の上限に達したとき — monday.comの無料プランは最大2ユーザー、AsanaのPersonalは個人・2名までのチーム向けです。3人目のメンバーを迎える段階で有料プランの検討が必要になります
  2. 蓄積するデータ量が上限に達したとき — Stockのフリープランは累計20ノート、ストレージ1GBまでです。議事録やマニュアルを継続的に残す使い方では、比較的早い段階で上限に届きます
  3. 必要な機能が無料の範囲外だったとき — Lychee Redmineのフリープランはガントチャートが対象外、monday.comの無料プランはボード3つまでです。日程を線で管理したい、プロジェクトを並行して複数持ちたい、といった要件が出た時点が切り替えのタイミングになります

無料プランで運用を始めるなら、どの条件に達したら有料に切り替えるかを先に決めておくと、ツールを乗り換える手戻りを避けられます。

Lychee Redmine のサイト画面

Lychee Redmine

★★★★★★★★★★
初期費用
要問い合わせ
月額費用
1ユーザー月額900円(税別)〜+クラウド利用料月額5,000円〜。フリープランは0円
無料トライアル
あり(30日間・クレジットカード登録不要)
最短導入
最短5営業日(クラウド版)
  • ガントチャート・カンバン・バックログで進捗を可視化できる
  • 上位プランでは工数管理・EVM・コストマネジメントまで対応
  • クラウド版とオンプレミス版を選べ、フリープランから試せる

利用人数5名・20名・100名で試算した月額費用

掲載10製品の公開料金を使って、利用人数5名・20名・100名の3パターンで月額を試算しました。試算の前提は次のとおりです。

  • 1人につき1アカウントを配布し、各社の最も安い有料プランを利用するものとして計算
  • 年払い・年間契約の割引があるプランは、年払い時の単価で算出
  • 各社の表記どおりの金額で計算(税抜・税別・税込・ドル建てが混在)
  • 最低購入単位や人数区分の条件がある製品は、適用後の金額を記載
  • オプション機能・導入支援費用は含めない

利用人数5名の月額費用

5名では、無料プランを選べば0円、有料プランでも月額2,700〜14,000円程度に収まります。

製品 プラン 月額(5名) 内訳・条件
Notion/Trello/Stock/Lychee Redmine/TeamHack 各社の無料プラン 0円 各製品の無料条件の範囲内で利用する場合
Backlog スタータープラン 2,700円 プラン定額。ユーザー数の上限は要確認
Stock ビジネス5(年間一括払い) 3,250円(税抜) 5人以下のチーム合計額
TeamHack ビジネス(年間契約) 5,000円(税込5,500円) 1,000円×5名。最低5ライセンスから
Asana Starter 6,000円 1,200円×5名(年払い)
monday.com ベーシック 6,500円(税別) 1,300円×5名(年額プラン)
Microsoft Planner Plan 1 7,495円(税別) 1,499円×5名(年払い)
Notion プラス(年払い) 8,250円 1,650円×5名
Bizer team ライト(年間払い) 12,400円(税抜) 2,480円×5名
Lychee Redmine スタンダード 14,000円〜(税別) 900円×10ユーザー(10ユーザー単位)+クラウド利用料5,000円〜
Trello Standard 約25米ドル 約5米ドル×5名(年払い)

注目したいのは、単価が最も安いLychee Redmineが5名では最も高額になる点です。10ユーザー単位の購入とクラウド利用料が重なるため、公開単価900円がそのまま効くのは人数が増えてからになります。少人数では単価の安さが総額の安さに直結しないことを示す例です。

利用人数20名の月額費用

20名では月額16,000〜49,600円程度が目安になります。無料プランは、Lychee Redmineのフリー(ユーザー数無制限)やStockのフリープラン(メンバー数無制限)のように人数上限のない製品であれば引き続き選択肢に入ります。

製品 プラン 月額(20名) 内訳・条件
Backlog スタンダードプラン 16,000円 プラン定額。ユーザー数無制限
Stock ビジネス30(年間一括払い) 19,500円(税抜) 30人以下のチーム合計額
TeamHack ビジネス(年間契約) 20,000円(税込22,000円) 1,000円×20名
Lychee Redmine スタンダード 23,000円〜(税別) 900円×20名+クラウド利用料5,000円〜
Asana Starter 24,000円 1,200円×20名(年払い)
monday.com ベーシック 26,000円(税別) 1,300円×20名(年額プラン)
Microsoft Planner Plan 1 29,980円(税別) 1,499円×20名(年払い)
Notion プラス(年払い) 33,000円 1,650円×20名
Bizer team ライト(年間払い) 49,600円(税抜) 2,480円×20名(1〜30ユーザー)
Trello Standard 約100米ドル 約5米ドル×20名(年払い)

20名になると、人数に比例しない体系の有利さが表れます。Backlogのスタンダードプランは16,000円のまま、Stockのビジネス30も19,500円のままで、人数が増えても月額は変わりません。

利用人数100名の月額費用

100名では月額16,000〜348,000円程度と、製品による差が20倍以上に開きます。

製品 プラン 月額(100名) 内訳・条件
Backlog スタンダードプラン 16,000円 プラン定額。ユーザー数無制限
Lychee Redmine スタンダード 95,000円〜(税別) 900円×100名+クラウド利用料5,000円〜
TeamHack ビジネス(年間契約) 100,000円(税込110,000円) 1,000円×100名
Asana Starter 120,000円 1,200円×100名(年払い)
monday.com ベーシック 130,000円(税別) 1,300円×100名(年額プラン)
Microsoft Planner Plan 1 149,900円(税別) 1,499円×100名(年払い)
Notion プラス(年払い) 165,000円 1,650円×100名
Bizer team ビジネス(年間払い) 348,000円(税抜) 3,480円×100名(ライトは1〜30ユーザーのため対象外)
Trello Standard 約500米ドル 約5米ドル×100名(年払い)
Stock 要問い合わせ 公開されている人数区分は30人以下まで

年間に直すと、Backlogのスタンダードプランは192,000円、Bizer teamのビジネスは4,176,000円(税抜)となり、差は年間約400万円です。ただし両者は担う役割が異なり、Bizer teamは業務手順のテンプレート化と管理部門の業務可視化に、Backlogは課題管理とバージョン管理システム連携に強みを持ちます。金額差がそのまま優劣を意味するわけではない点に留意してください。

3パターンの試算から読み取れる傾向

3つの規模の試算からは、次の3点が読み取れます。

  1. 5名規模では無料プランが現実的な選択肢 — 無料プランを持つ7製品のうち、人数上限が明示されていない製品であれば費用をかけずに始められます
  2. 20名を超えるとプラン定額型が有利になり始める — 人数無制限のプランを持つ製品は、この規模から1人あたりの負担が下がっていきます
  3. 100名規模では体系の違いが総額を決める — ユーザー単価×人数型とプラン定額型で年間数百万円の差が生じ、単価そのものより課金の仕組みが効いてきます

上記は2026年8月時点の公開料金をもとに本記事が算出した参考値です。実際の契約条件は見積もりでご確認ください。

見落としやすい追加費用と契約条件

見積もり段階で見落としやすいのは、最低購入単位・別建ての基本料金・税表記と支払いサイクル・外部メンバーの扱いの4点です。

最低購入単位と最低契約ライセンス数

利用人数が少なくても一定数分の料金が発生する製品があります。Lychee Redmineは10ユーザー単位での購入、TeamHackのビジネスプランは最低5ライセンスからと公式サイトに記載しています。7名で使う場合、Lychee Redmineでは10ユーザー分の9,000円(税別)にクラウド利用料が加わる計算です。

Bizer teamのように人数帯でプランが分かれる製品もあります。ライトは1〜30ユーザー、エンタープライズは100ユーザー以上が対象のため、31名になった時点でビジネス(1ユーザー月額3,480円・年間払い・税抜)へ移る必要があります。

別建ての基本料金

ユーザー単価とは別に固定費が発生する体系では、公開単価だけで試算すると実際の請求額と食い違います。Lychee Redmineのクラウド利用料は有料プラン共通で月額5,000円(税別)からで、契約ユーザー数に応じて変動します。単価の比較表を作る際は、基本料金を人数で割った額を単価に上乗せしてから並べると実態に近づきます。

税表記と支払いサイクルの差

掲載10製品では税表記が分かれています。Lychee Redmine・monday.com・Microsoft PlannerとBizer teamは税別または税抜、TeamHackは税抜と税込の両方を併記、Stockは税抜と明記しています。支払いサイクルによる差も小さくありません。Asanaは年払いが月払いより約20%割安、Trelloも年払いで約20%割安、monday.comは年額プランで18%の割引と公開しています。TeamHackの年間契約は2か月分相当の割引にあたり、StockとBizer teamも年間払いのほうが低い単価を設定しています。

社外メンバー・ゲストユーザーの扱い

協力会社やクライアントを招く使い方では、社外メンバーが課金対象になるかどうかで総額が変わります。Stockは社外のクライアントや取引先を人数無制限で無料招待できると公式サイトに記載しています。Bizer teamはプランごとにゲストユーザー数が定められており、ライトは1ユーザーあたり3名、ビジネスは10名、エンタープライズは無制限です。monday.comのベーシックプランは閲覧者数が無制限とされています。社外を含めた実際の利用人数を先に洗い出しておくと、見積もりの精度が上がります。

タスク管理ツールの費用を抑える5つの視点

費用を抑える手立ては、無料プランの活用・課金体系の見極め・年払いの割引・機能の絞り込み・既存ツールの整理の5つに整理できます。

1. 無料プランで運用を固めてから有料に移る

掲載10製品のうち7製品が無料プランを提供しています。運用ルールが固まらないまま全社契約すると、使われないアカウントの分まで支払うことになりかねません。まず1部署で無料プランを使い、タスクの粒度や更新頻度といった運用ルールを固めてから有料化する進め方が、無駄を抑えやすい方法です。Lychee Redmineの無料トライアル(30日間)はクレジットカード登録が不要で、期間中はユーザー数無制限で試せると公開されています。

2. 人数の伸びを踏まえて課金体系を選ぶ

今後1〜2年で利用人数がどこまで増えるかを見込んでから体系を選ぶと、途中での乗り換えを避けられます。20名以下にとどまる見込みならユーザー単価×人数型でも総額は抑えられますが、50名・100名と広げる予定があるなら、Backlogのようなプラン定額型やStockのような人数区分パック型のほうが総額を抑えやすくなります。

3. 年払い・年間契約の割引幅を確認する

年払いによる割引は、掲載製品で15〜20%程度が中心です。Asanaは年払いで月払いより約20%割安、Trelloも年払いで約20%割安、monday.comは年額プランで18%の割引、TeamHackの年間契約は2か月分相当の割引にあたります。Notionはプラスが月払い月額2,000円に対し年払いで月額換算1,650円です。ただし年契約は途中でのユーザー数変更が難しい場合もあるため、運用が定着してから切り替える判断もあり得ます。

4. 使う機能に絞ってプランを選ぶ

上位プランでしか使えない機能が自社に不要であれば、下位プランで足りるケースは少なくありません。Lychee Redmineはスタンダード(900円)でガントチャートとダッシュボード、プレミアム(1,400円)で工数管理とEVM、ビジネス(2,100円)でプロジェクトレポートが使えます。工数の集計まで求めないチームであれば、スタンダードで運用できます。全社一律で上位プランを契約するのではなく、必要な部署だけ上位にできるかも確認してみてください。

5. 既存ツールとの重複を整理する

タスク管理ツールには、チャットやドキュメント作成の機能を併せ持つ製品があります。TeamHackはタスク1件ごとにチャットが紐づく構成、Stockは情報ストックとタスク管理・メッセージを1つにまとめた構成、Notionはドキュメント・タスク・データベースを統合した構成です。個別に契約しているツールがあれば、統合によって契約本数を減らせる可能性があります。導入の純増額を判断するには、現在支払っている関連ツールの合計額を先に洗い出しておくことをおすすめします。

TeamHack のサイト画面
TeamHack

TeamHack

★★★★★★★★★★
初期費用
要問い合わせ
月額費用
1ユーザー月額1,200円(税込1,320円)〜。お試しプランは0円
無料トライアル
あり(無料のお試しプラン)
最短導入
要問い合わせ
  • タスクごとにチャットが紐づき、作業のやり取りを1か所にまとめられる
  • タスク単位の時間計測と進捗グラフ、期限超過の通知に対応
  • 複数プロジェクトをまたいだ横断管理ができる

タスク管理ツールの費用に関するよくある質問

Q. 無料プランのまま業務で使い続けても問題ありませんか

利用規約の範囲内であれば継続利用は可能ですが、データの保全条件は確認しておく必要があります。TeamHackのお試しプランは、最終ログインから1年経過後にデータが削除されると公式サイトに記載されています。Stockのフリープランは累計20ノートまで、ストレージ1GBまでという上限があるため、業務記録を長期に蓄積する用途では早い段階で上限に達します。保存期間と上限に達したときの挙動を確認したうえで判断してください。

Q. 人数が増えても月額が変わらない製品はありますか

プラン定額型を採用する製品が該当します。Backlogはスタンダードプラン(月額16,000円)以上で利用ユーザー数が無制限と公開しており、100名で使っても月額は変わりません。Bizer teamのビジネスプラン(1ユーザー月額3,480円・年間払い・税抜)もユーザー数の上限はありませんが、こちらは1ユーザー単価での課金のため人数に比例して増えます。「ユーザー数無制限」の表記が定額を指すのか上限がないだけなのかは、契約前に区別して確認してください。

Q. 表示価格が円建てとドル建てで混在していますが、どう比較すればよいですか

ドル建ての製品は、為替レートと請求時の換算方法によって実際の支払額が変わります。掲載製品ではTrelloがStandard 1ユーザー月額約5米ドル、Premium約10米ドル、Enterprise約17.5米ドルとドル建てで公開しています。monday.comは公式サイトで、価格が請求国によって決まるため最終的な金額は購入画面で確認する必要があると案内しています。円建て製品と並べる場合は、申し込み画面に表示される請求通貨と金額を確認したうえで比較してください。

Q. 少人数のチームで契約する際に注意すべき点はありますか

最低購入単位と基本料金の有無を確認してください。Lychee Redmineは10ユーザー単位での購入に加えてクラウド利用料が月額5,000円(税別)から発生するため、5名で契約すると1人あたりの実質負担は2,800円相当になります。TeamHackのビジネスプランも最低5ライセンスからです。一方でStockのビジネス5(5人以下・チーム合計月額3,250円・年間一括払い・税抜)のように、少人数向けの区分を明示している製品もあります。5名未満での利用を想定するなら、最低条件の有無をそろえて比較しましょう。

まとめ|タスク管理ツールの費用相場と次の一歩

掲載10製品の公開料金から見たタスク管理ツールの費用相場は、初期費用0円または要問い合わせ、1ユーザー月額900〜4,280円が中心です。利用人数別では、5名なら0〜14,000円程度、20名なら16,000〜49,600円程度、100名なら16,000〜348,000円程度が月額の目安になります。

  • 初期費用を0円と明記しているのは10製品中5製品、残り5製品は要問い合わせ
  • 料金体系はユーザー単価×人数型・プラン定額型・人数区分パック型・ユーザー単価+基本料金型の4タイプ
  • 無料プランを提供しているのは7製品。人数・データ量・機能のいずれかで上限に達した時点が有料化の分岐点
  • 最低購入単位・別建ての基本料金・社外メンバーの扱いが、見積もりで食い違いやすい項目
  • 20名を超えるあたりから、人数に比例しない体系のほうが総額を抑えやすくなる

まずは無料プランで1部署の運用ルールを固め、有料化のタイミングを人数とデータ量で決めておくと、乗り換えの手戻りを避けられます。製品ごとの機能・操作性・連携先まで含めて比較したい場合は、タスク管理ツールのおすすめ4選を比較【2026年版】料金・機能・選び方をご覧ください。各サービスの資料をまとめて請求したい場合は、タスク管理ツールのサービス一覧から一括でダウンロードできます。

本記事の調査方法

2026年8月に以下10製品の公式サイトを確認し、初期費用・月額料金・プラン構成・最低購入単位・無料プランの条件を整理したうえで作成しています。

Backlog(株式会社ヌーラボ)/Asana(Asana, Inc.)/Notion(Notion Labs, Inc.)/Trello(Atlassian)/Stock(株式会社Stock)/Lychee Redmine(株式会社アジャイルウェア)/Bizer team(Bizer株式会社)/TeamHack(株式会社カタリストシステム)/monday.com(monday.com Ltd.)/Microsoft Planner(日本マイクロソフト株式会社)

費用シミュレーションは、各社が公式サイトで公開している単価をもとに本記事が算出した参考値です。1ユーザー単価を公開している製品については「単価×利用人数」で計算しています。実際の請求額は契約プラン・オプション・支払いサイクル・消費税の扱い・為替レートによって変わります。料金・提供条件は変更される場合があるため、契約前には各社の公式サイトおよび見積もりでご確認ください。

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