個人事業主の決済代行はどれ?初期費用0円で始められる6製品

個人事業主や小規模店舗がキャッシュレス決済を導入するとき、最初に迷うのは「どのサービスを選ぶか」より前の段階です。対面で受けるのか、オンラインで受けるのかによって、候補となるサービスがまったく変わります。

この記事では、SmartSpaceに掲載している決済代行サービス10製品のうち、小規模事業者が導入しやすいものを整理し、選ぶ前に決めるべき3点と、申し込みで確認される内容をまとめます。

本記事に記載した料金は2026年8月時点の各社公式サイトの公開情報に基づく参考値です。手数料率・審査条件は業種や事業内容により異なります。最新情報は各社公式サイトでご確認ください。

初期費用0円で始められる6製品

製品 初期費用 月額 主な受付形態
Square 決済 0円 0円(決済ごとの手数料制) 対面・オンラインの両方に対応
STORES 決済 0円 0円〜(スタンダードプランは年間契約で月額換算3,300円) 対面中心。フリープランあり
stera pack 0円 3,300円(税込・13ヵ月目まで0円) 対面(決済端末)
PAY.JP 0円 0円(従量課金制) オンライン(自社サイトへの組み込み)
ZEUS 0円 0円〜(サービス手数料2.7〜4.7%) オンライン
GMOイプシロン 要見積もり 2,980円(税抜)〜 オンライン

初期費用0円の製品が複数あるため、費用面での導入のハードルは低い領域です。stera packは13ヵ月目まで月額0円のため、初年度は実質無料で使えます。

選ぶ前に決める3点

1. 対面かオンラインか

もっとも先に決めるべき条件です。店舗でお客様のカードを読み取るのか、自社のWebサイトで決済してもらうのかで、必要な仕組みが異なります。

対面決済 オンライン決済
必要なもの 決済端末またはスマートフォン用のリーダー Webサイトへの組み込み作業
導入までの作業 端末の設置と操作の習得 技術的な設定、またはECカートの機能を使う
該当する掲載製品 Square 決済/STORES 決済/stera pack PAY.JP/ZEUS/GMOイプシロン

両方で受けたい場合は、対面とオンラインの双方に対応する製品を選ぶか、それぞれ別のサービスを使うことになります。売上を1か所で管理したいなら、両対応の製品を優先すると後の集計が楽になります。

2. 客単価はいくらか

手数料率とは別に、決済1件ごとの費用がかかる場合があります。客単価が低いほど、この1件あたり費用の影響が大きくなります

客単価 1件30円の場合の実質負担率
500円 6.0%
1,000円 3.0%
3,000円 1.0%
10,000円 0.3%

※ 1件あたり費用を30円と仮定した計算例です。実際の条件は各社にご確認ください。

客単価500円のカフェと10,000円のサロンでは、同じ条件でも実質の負担が20倍違います。客単価が低い業態では、手数料率だけでなく1件あたり費用の有無を必ず確認してください。

3. 入金は月何回必要か

売上が入金されるまでの期間は、小規模事業者にとって手数料率より重要になることがあります。仕入れの支払いが先に来る業態では、入金が遅いと運転資金が必要になります。

入金サイクルと振込手数料は製品ごとに異なります。手数料率がわずかに低くても、入金が月1回のサービスは資金繰りの面で不利になることがあります。月商が小さいうちほど、この影響は相対的に大きくなります。

申し込みで確認されること

決済代行サービスの利用には審査があります。個人事業主でも申し込めますが、次の内容が確認されるのが一般的です。

確認される内容 準備しておくもの
事業の実在性 開業届の控え、屋号付き口座、事業用のWebサイト
取り扱う商材 商品・サービスの内容が分かる資料。取扱いできない商材が定められている
本人確認 運転免許証などの本人確認書類
入金先口座 事業用の口座情報

オンライン決済では、特定商取引法に基づく表記や返品・キャンセルの条件がサイトに掲載されているかも確認されることがあります。申し込み前にサイト側の記載を整えておくと、審査が滞りません。

始め方

1. 初期費用0円の製品で小さく始める

初期費用0円・月額0円の製品が複数あるため、まず1つ導入して実際の決済件数と客単価の実績を作ってください。数字が出てから、手数料率の交渉や乗り換えを検討するほうが判断材料があります。

2. 月商が伸びたら手数料率を見直す

月商が大きくなるほど、月額の差より手数料率の差が総額に効きます。月商100万円なら手数料0.5%の差は年60,000円です。実績ができた段階で、条件の見直しや他社との比較をする価値が出てきます。

3. 複数の決済手段を求められたら追加する

クレジットカードだけで始めて、お客様からQRコード決済や電子マネーの要望が出た時点で追加を検討する。最初からすべてを揃えると、使われない決済手段の維持費が発生することがあります。

小規模事業者が導入しやすい決済代行サービス

Square 決済 のサイト画面

Square 決済

★★★★★★★★★★
初期費用
0円
月額費用
0円(決済ごとの手数料制)
無料トライアル
要問い合わせ
最短導入
最短当日から利用開始可能
  • 対面・オンライン・請求書払いなど複数チャネルの決済を一元管理
  • 決済端末・POSレジソフトウェアを自社提供
  • 初期費用・月額固定費0円、売上は翌営業日に振込手数料無料で入金
STORES 決済 のサイト画面

STORES 決済

★★★★★★★★★★
初期費用
0円
月額費用
0円〜(スタンダードプランは年間契約で月額換算3,300円)
無料トライアル
あり(フリープランで利用可能)
最短導入
最短4営業日
  • 決済端末のみの「スタンドアロンモード」とPOS連携の「アプリ連携モード」
  • クレジットカード・電子マネー・QRコード決済に対応
  • ネットショップ・POSレジ・予約システムなど同社サービスとアカウントを共通化
PAY.JP のサイト画面

PAY.JP

★★★★★★★★★★
初期費用
0円
月額費用
0円(従量課金制)
無料トライアル
あり(テスト環境のAPI・管理画面を無料利用可)
最短導入
最短3〜4営業日(審査期間の目安)
  • REST型APIと複数言語対応SDKによる開発者フレンドリーな決済組み込み
  • PCI DSS 4.0準拠・EMV 3Dセキュア対応のセキュリティ体制
  • 初期費用・月額費用0円、決済発生時のみ手数料が発生する従量課金

個人事業主の決済代行に関するよくある質問

Q. 個人事業主でも決済代行サービスを使えますか

使えます。掲載製品には初期費用0円・月額0円のものが複数あります。ただし審査があり、事業の実在性、取り扱う商材、本人確認、入金先口座が確認されるのが一般的です。開業届の控え、屋号付き口座、事業内容が分かる資料を準備しておくと手続きが滞りません。

Q. 対面とオンラインで選ぶサービスは違いますか

違います。対面決済には決済端末やスマートフォン用リーダーが必要で、掲載製品ではSquare 決済、STORES 決済、stera packが該当します。オンライン決済はWebサイトへの組み込みが必要で、PAY.JP、ZEUS、GMOイプシロンが該当します。両方で受ける場合は、両対応の製品を選ぶと売上管理が1か所にまとまります。

Q. 客単価が低い場合に注意することはありますか

1件あたりの費用の有無を確認してください。手数料率とは別に決済1件ごとに費用がかかる場合、客単価が低いほど負担率が上がります。1件30円なら、客単価500円で6.0%、1,000円で3.0%、10,000円で0.3%と20倍の差になります。客単価の低い業態では手数料率よりこちらの影響が大きくなることがあります。

Q. 最初から複数の決済手段を用意すべきですか

クレジットカードから始めて、要望が出た時点で追加するのが現実的です。最初からすべて揃えると、使われない決済手段の維持費が発生することがあります。まず初期費用0円の製品で決済件数と客単価の実績を作り、その数字をもとに追加や条件の見直しを判断してください。

まとめ|先に決めるのは「対面かオンラインか」

小規模事業者の決済代行選びは、対面かオンラインかを先に決めることで候補が半分になります。そのうえで客単価と入金サイクルを確認すれば、必要な条件はほぼ揃います。

掲載製品には初期費用0円・月額0円のものが複数あり、費用面で導入をためらう理由は小さい領域です。まず小さく始めて決済件数と客単価の実績を作り、月商が伸びた段階で手数料率の見直しを検討する順序が確実です。

費用の考え方を詳しく確認したい場合は決済代行の費用相場を、機能を横並びで比較したい場合は決済代行サービスのおすすめを徹底比較をご覧ください。基本的な仕組みは決済代行とは?、各社の資料請求は決済代行サービスのサービス一覧から確認できます。

記載した料金は2026年8月時点の各社公式サイトの公開情報に基づく参考値です。手数料率・1件あたり費用・審査条件は業種や事業内容により異なります。最新情報は各社公式サイトでご確認ください。

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