健康診断結果やストレスチェックの管理をExcelや紙で行い、産業医への情報共有や労基署への報告に手間取っていませんか。健康管理システムを導入すれば、従業員の健康データを一元管理し、法定の健康管理業務を効率化できます。
本記事では、主要な健康管理システム10サービスを料金・機能・対象規模の観点から比較したうえで、健康管理システムの基礎知識・タイプ・選び方・料金相場・よくある質問まで解説します。
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健康管理システムのおすすめ比較表
健診・ストレスチェックの一元管理に強いものから、産業医紹介まで含むものまで特色が分かれます。自社の健康経営の課題に合わせて検討しましょう。
| サービス | 月額費用 | 初期費用 | 無料トライアル | 資料 |
|---|---|---|---|---|
mediment
|
要見積もり | 要見積もり | 要問い合わせ | 資料請求ページ |
Carely
|
100円/人〜 | 1,000円/ID | 要問い合わせ | 資料請求ページ |
WellGo
|
150,000円〜 | 1,500,000円 | 要問い合わせ | 資料請求ページ |
first call
|
500円〜 | 0円 | あり(初月無料) | 資料請求ページ |
| Kencom(ケンコム) | 要見積もり | 要見積もり | 要問い合わせ(個人利用は3日間試用あり) | 資料請求ページ |
| Pep Up(ペップアップ) | 要見積もり | 要見積もり | 要問い合わせ | 資料請求ページ |
| カロママ プラス | 要見積もり | 要見積もり | 要問い合わせ | 資料請求ページ |
| SOMPOヘルスサポート | 要見積もり | 要見積もり | 要問い合わせ | 資料請求ページ |
| Reloかんたん健診管理 | 要見積もり | 要見積もり | 要問い合わせ | 資料請求ページ |
| ピースマインド(ストレスチェックサービス) | 要見積もり | 要見積もり | 要問い合わせ | 資料請求ページ |
健康管理システムとは
健康管理システムとは、従業員の健康診断結果・ストレスチェック・長時間労働の状況などをクラウド上で一元管理し、産業保健業務を効率化するためのシステムです。就労判定や労基署への報告書作成を自動化できるツールも多く、企業の健康経営を支える基盤となります。
2025年1月には定期健康診断結果報告書の電子申請が原則義務化され、従業員50人未満の事業場へのストレスチェック義務化も2028年までに施行される予定です。こうした法改正への対応の観点からも、健康管理システムの導入ニーズは高まっています。
健康管理システムの主な機能
- 健康診断結果の管理:健診結果をデータ化し、経年変化を一元管理
- ストレスチェック:実施から結果管理、集団分析までをオンラインで完結
- 長時間労働管理:勤怠データと連携し、面談対象者を自動抽出
- 産業医連携:産業医面談の日程調整や意見書の管理
- 法定報告書の作成:労基署への報告書をワンクリックで作成
- 産業医紹介:自社に産業医がいない場合の紹介サービス
健康管理システムのタイプ
健診・ストレスチェック一元管理型
健康診断とストレスチェックのデータ管理に強みを持つタイプです。medimentのように、就労判定や労基署への報告書作成を自動化できるツールが該当します。
人事労務連携型
健康管理業務を人事労務データと連携させ、伴走支援するタイプです。Carelyのように、長時間労働管理までを一元化し、ペーパーレス化を進められるツールが該当します。
健保データ統合・大規模型
健康保険組合の医療費データとも連携し、疾病予防施策まで踏み込むタイプです。WellGoのように、企業・健保・従業員全員が利用できるオールインワン設計のツールが該当します。
産業医紹介・相談連携型
健康管理データの管理に加え、産業医紹介や医師への相談機能を持つタイプです。first callのように、医師ネットワークを活かした相談サービスと一体で提供するツールが該当します。
健康管理システムの選び方4つのポイント
1. 自社の健康管理課題
健診・ストレスチェックの管理を効率化したいのか、産業医との連携や相談体制まで強化したいのかで、適したツールが変わります。
2. 従業員規模と料金体系
従業員数に応じた月額課金が中心のため、自社の規模に見合った料金プランかを確認しましょう。
3. 産業医の有無
自社に産業医がいない場合は、first callのような産業医紹介サービスとセットになったツールを検討しましょう。
4. 健保組合との連携
健康保険組合とデータ連携したい場合は、WellGoのような健保データ統合型のツールが向いています。
おすすめ健康管理システム10選
ここからは、比較表で取り上げた10サービスの特徴を個別に解説します。
mediment|健診・ストレスチェックを一元管理
mediment
★★★★★★★★★★- 初期費用
- 要見積もり
- 月額費用
- 要見積もり
- 無料トライアル
- 要問い合わせ
- 最短導入
- 要問い合わせ
- 健康診断・ストレスチェックの実施から結果管理まで一元化
- 就労判定や労基署への報告書作成をワンクリックで実行
- 目的に合わせて選べる3つのプランを用意
株式会社medimentが提供する健康管理システムです。従業員の健康データを一元管理し、健康診断やストレスチェックの実施・結果管理をクラウド上で完結できます。就労判定や労基署への報告書作成もワンクリックで行えます。
こんな企業におすすめ:健診・ストレスチェックの管理と報告業務を効率化したい企業
Carely|人事労務と伴走する健康管理
Carely
★★★★★★★★★★- 初期費用
- 1,000円/ID
- 月額費用
- 100円/人〜
- 無料トライアル
- 要問い合わせ
- 最短導入
- 要問い合わせ
- 健康診断・ストレスチェック・長時間労働管理を一元化
- 紙の書類が不要になりペーパーレス化を実現
- 産業医紹介サービスとの連携オプションを用意
株式会社iCAREが提供する健康管理システムです。健康診断・ストレスチェック・長時間労働管理を一元化し、紙の書類が不要になるペーパーレス化を実現します。月額100〜350円/人とプランの幅が広いのも特徴です。
こんな企業におすすめ:人事労務データとあわせて健康管理を一体的に進めたい企業
WellGo|健保データと連携するオールインワン
WellGo
★★★★★★★★★★- 初期費用
- 1,500,000円
- 月額費用
- 150,000円〜
- 無料トライアル
- 要問い合わせ
- 最短導入
- 要問い合わせ
- 企業・健保組合・従業員全員が利用できるオールインワン設計
- 健診データと医療費データを掛け合わせた疾病予防施策
- ISMS・ISO/IEC 27017など金融機関同等のセキュリティ
株式会社WellGoが提供する健康管理システムです。企業・健康保険組合・従業員全員が利用でき、健診データと医療費データを掛け合わせて疾病予防施策までサポートします。金融機関同等のセキュリティで運用されます。
こんな企業におすすめ:健康保険組合と連携した本格的な健康経営に取り組む大企業
first call|医師相談と産業医紹介を一体で
first call
★★★★★★★★★★- 初期費用
- 0円
- 月額費用
- 500円〜
- 無料トライアル
- あり(初月無料)
- 最短導入
- 要問い合わせ
- 12万人の医師ネットワークから産業医を紹介
- チャット・テレビ電話での医師への健康相談に対応
- 従業員数50名未満向けの専用プランを用意
産業医業務をサポートするクラウド型健康管理サービスです。12万人の医師ネットワークから産業医を紹介するほか、従業員がチャットやテレビ電話で医師に健康相談できます。50名未満向けの専用プランもあります。
こんな企業におすすめ:自社に産業医がおらず、紹介から相談まで一体で依頼したい企業
Kencom(ケンコム)|歩数計測とポイントで健康行動を後押し
Kencom(ケンコム)
★★★★★★★★★★- 初期費用
- 要見積もり
- 月額費用
- 要見積もり
- 無料トライアル
- 要問い合わせ(個人利用は3日間試用あり)
- 最短導入
- 要問い合わせ
- 過去の健診結果をグラフで確認できる健診結果管理機能
- スマートフォンで自動記録される歩数計測機能
- 健康状態に応じたパーソナライズ配信とポイント制度でエンゲージメントを促進
DeSCヘルスケア株式会社が提供する健康保険組合・企業向けの健康管理アプリです。過去の健診結果をグラフで確認できる健診結果管理機能や、スマートフォンで自動記録される歩数計測機能を搭載しています。健康状態に応じたパーソナライズ記事の配信や、利用に応じてコインを獲得できるポイント制度で従業員の健康行動を後押しします。法人向け料金は要問い合わせです。
こんな企業におすすめ:従業員の自発的な健康行動を促したい企業
Pep Up(ペップアップ)|健診結果分析とウェアラブル連携
Pep Up(ペップアップ)
★★★★★★★★★★- 初期費用
- 要見積もり
- 月額費用
- 要見積もり
- 無料トライアル
- 要問い合わせ
- 最短導入
- 要問い合わせ
- 健康診断結果の分析と個別アドバイスで疾病リスクを可視化
- ウェアラブルデバイスと連携し歩数・体重・心拍などを記録
- 発行ID数500万件超の健康ポータルサイトとして運用中
株式会社JMDCが提供する健康ポータルサイトです。健康診断結果を分析して個別アドバイスや疾病リスクを表示するほか、ウェアラブルデバイスと連携して歩数・体重・心拍などの生活習慣データを記録できます。健康レシピや健康関連ニュースの配信も行っており、発行ID数は500万件を超えています。料金は要問い合わせです。
こんな企業におすすめ:健診データを活用した個別アプローチをしたい企業
カロママ プラス|AIのアドバイスと管理栄養士のカウンセリング
カロママ プラス
★★★★★★★★★★- 初期費用
- 要見積もり
- 月額費用
- 要見積もり
- 無料トライアル
- 要問い合わせ
- 最短導入
- 要問い合わせ
- AIによる食事・運動・睡眠記録とアドバイス機能
- 管理栄養士など専門職によるオンラインカウンセリングに対応
- ウェアラブル連携やAIレコメンド(累計20億件超)の実績
株式会社Wellmira(旧リンクアンドコミュニケーション)が提供するAI健康アプリです。食事・運動・睡眠の記録に対してAIがアドバイスを行うほか、管理栄養士など専門職によるオンラインカウンセリングを組み合わせられます。ウェアラブルデバイスとの連携にも対応し、累計20億件超のレコメンド提供実績があります。料金は要問い合わせです。
こんな企業におすすめ:食生活の改善まで踏み込みたい企業
SOMPOヘルスサポート|専門職が伴走する保健指導
SOMPOヘルスサポート
★★★★★★★★★★- 初期費用
- 要見積もり
- 月額費用
- 要見積もり
- 無料トライアル
- 要問い合わせ
- 最短導入
- 要問い合わせ
- 産業医・保健師・管理栄養士など専門職が特定保健指導・重症化予防を支援
- メンタルヘルス対策や健康経営調査に基づく支援を提供
- 年間約1,100社に専門職によるデータ分析・保健指導サービスを提供
SOMPOヘルスサポート株式会社が提供する企業・健康保険組合向けの健康支援サービスです。産業医・保健師・精神保健福祉士・臨床心理士・管理栄養士などの専門職が、特定保健指導・重症化予防やメンタルヘルス対策を支援します。健康経営調査に基づく支援やデータ分析を組み合わせ、年間約1,100社に専門職サービスを提供しています。料金は要問い合わせです。
こんな企業におすすめ:専門職による保健指導を外部に委託したい企業
Reloかんたん健診管理|健診データ管理と実施代行を組み合わせられる
Reloかんたん健診管理
★★★★★★★★★★- 初期費用
- 要見積もり
- 月額費用
- 要見積もり
- 無料トライアル
- 要問い合わせ
- 最短導入
- 要問い合わせ
- 健康診断データを一元管理できる「Reloかんたん健診管理」を提供
- 活力・生産性向上を支援する「Relo健康サポートアプリ」も併用可能
- 健康診断の実施自体を代行する健診代行サービスも用意
株式会社リロクラブが提供する健康診断データの一元管理サービスです。同社は活力・生産性向上を目的とした「Relo健康サポートアプリ」や、健康診断の実施自体を代行する健診代行サービスもあわせて展開しており、健診データ管理から実施代行までを組み合わせて利用できます。料金は要問い合わせです。
こんな企業におすすめ:健診の実施事務ごと手放したい企業
ピースマインド(ストレスチェックサービス)|実施から職場改善まで継続支援
- 初期費用
- 要見積もり
- 月額費用
- 要見積もり
- 無料トライアル
- 要問い合わせ
- 最短導入
- 要問い合わせ
- ストレスチェックの実施から職場改善・組織支援まで継続的にサポート
- EAP(従業員支援プログラム)によるカウンセリングと組み合わせ可能
- 約1,400社の幅広い業界へのサポート実績
ピースマインド株式会社が提供するストレスチェックサービスです。ストレスチェックの実施にとどまらず、職場改善や組織全体への支援まで継続的にサポートする点が特徴です。心理学と行動科学の知見を活用したEAP(従業員支援プログラム)によるカウンセリングとあわせて利用することもでき、約1,400社に提供しています。料金は要問い合わせです。
こんな企業におすすめ:ストレスチェック後の職場改善まで進めたい企業
健康管理システムの料金相場
今回比較した10サービスの実勢価格をもとにすると、料金の目安は次のとおりです(2026年時点の調査)。
- 低価格帯:Carelyのように月額100〜350円/人、first callの医療相談は月額500円〜
- 要見積もり型:medimentのように目的別プランで個別見積もり
- 大規模・健保連携型:WellGoのように初期費用150万円、月額150,000円〜
一般的な相場としては、初期費用は固定制で50万円程度、または変動制で1人あたり1,000円程度、月額は1人あたり50〜500円程度が目安とされています。
健康管理システム導入の流れ
- 現状の健康管理課題の整理:健診・ストレスチェックの管理方法や産業医体制を整理する
- 候補の絞り込みと資料請求:課題・従業員規模・料金体系で2〜3サービスに絞る
- データ移行とトライアル:過去の健診データを試験的に移行し、操作性を確認する
- 全社展開と運用ルールの整備:産業医・人事労務との連携フローを整備し本格運用する
健康管理システムに関するよくある質問
Q. 健康管理システムの料金相場はどのくらいですか?
1人あたり月額50〜500円程度が目安です。初期費用は固定制で50万円程度、または従業員数に応じた変動制のケースがあります。
Q. 産業医がいない場合でも導入できますか?
first callのように、産業医紹介サービスとセットになったツールがあります。自社に産業医がいない場合は、こうしたツールを検討しましょう。
Q. ストレスチェックの法定義務にも対応できますか?
medimentやCarelyのように、ストレスチェックの実施から集団分析、労基署への報告書作成までを自動化できるツールがあります。
Q. 健康保険組合とのデータ連携はできますか?
WellGoのように、健康保険組合の医療費データと連携できるツールがあります。健保と連携した疾病予防施策を検討している企業に向いています。
まとめ
健康管理システムは、(1)自社の健康管理課題、(2)従業員規模と料金体系、(3)産業医の有無、(4)健保組合との連携の4点を軸に選ぶことが失敗しないコツです。健診・ストレスチェック管理にはmediment、人事労務と伴走するならCarely、健保連携の本格運用にはWellGo、産業医紹介から相談まで求めるならfirst callが有力候補です。まずは気になる複数サービスの資料を取り寄せて比較しましょう。
