LANSCOPEとSKYSEA Client Viewの違いは?提供形態と料金で比較

IT資産管理ツールを検討すると、必ず候補に挙がるのがLANSCOPEとSKYSEA Client Viewです。どちらも国内で長く使われている製品で、機能一覧を並べても似た項目が並ぶため、何を基準に選べばよいのか判断しづらいところです。

この記事では、公開情報から確認できる両製品の違いを、提供形態・料金の公開度・想定する導入規模の3点で整理します。あわせて、SmartSpaceに掲載しているIT資産管理ツール10製品の台あたり単価を一覧にし、この2製品が価格帯のどこに位置するかを示します。

本記事に記載した情報は2026年8月時点の各社公式サイトの公開情報に基づく参考値です。仕様・料金は変更されることがあるため、最新情報は各社公式サイトでご確認ください。

LANSCOPEとSKYSEA Client Viewの違い

LANSCOPE エンドポイントマネージャー SKYSEA Client View
提供会社 株式会社エムオーテックス Sky株式会社
提供形態 クラウド版 オンプレミス版・クラウド版の両方
月額(公開値) 1台300円〜 要見積もり
初期費用 要見積もり 要見積もり
無料トライアル あり 要問い合わせ
管理対象 PC・スマートフォンをクラウド上で一元管理 クライアント運用管理と情報漏洩対策
料金の考え方 台数課金の3段階(操作ログ取得の有無やセキュリティレベルで選択) 管理台数・セキュリティポリシー・働き方に応じた個別提案

1. 提供形態|オンプレミスが必要かどうかで先に絞れる

もっとも早く効く判断軸がこれです。SKYSEA Client Viewはオンプレミス版とクラウド版の両方を用意しており、LANSCOPE エンドポイントマネージャーはクラウド版として提供されています。

社内ネットワークの外にデータを出せない要件があるなら、この時点で選択肢が絞られます。逆に、サーバーの構築・運用を自社で抱えたくない、情報システム担当が少人数である、といった事情があるならクラウド型が向きます。機能を比べる前にこの条件を確認しておくと、検討が短く済みます。

2. 料金の公開度|概算が先に立つかどうかが違う

LANSCOPEは1台あたり月額300円〜という単価を公開しており、操作ログの取得有無やセキュリティレベルに応じた3段階のプランが用意されています。管理台数が決まっていれば、見積もりを取る前に概算が立ちます。

SKYSEA Client Viewは料金を公開しておらず、管理台数・セキュリティポリシー・働き方に応じた個別提案という形をとっています。これは金額が高いという意味ではなく、構成が要件によって変わることを前提にしているということです。予算枠を先に固めたい場合はLANSCOPE、要件に合わせて構成を組みたい場合はSKYSEAの進め方が合いやすい、という違いになります。

3. カバーする範囲|IT資産管理と情報漏洩対策の重心

両製品ともIT資産管理と情報漏洩対策の双方を扱いますが、公式の説明では重心の置き方に差があります。LANSCOPEはPCとスマートフォンをクラウドで一元管理する点、SKYSEA Client Viewはクライアント運用管理と情報漏洩対策の両面を長年カバーしてきた点が前面に出ています。

実務上の判断としては、スマートフォンやタブレットの管理をどこまで同じ仕組みに載せたいかを確認するのが早道です。PCだけで足りるのか、私物端末を含むモバイル管理まで必要なのかで、必要なプランと金額が変わります。

掲載10製品の台あたり単価

2製品が価格帯のどこに位置するかを見るために、SmartSpaceに掲載しているIT資産管理ツール10製品の公開単価を並べました。

製品 提供会社 月額(公開値) 初期費用
AssetView 株式会社ハンモック 50円〜(年間600円/台換算) 要見積もり
LANSCOPE エンドポイントマネージャー 株式会社エムオーテックス 300円〜 要見積もり
OPTiM Biz 株式会社オプティム 300円〜(モバイル) 45,000円/1契約
CLOMO MDM 株式会社アイキューブドシステムズ 基本利用料2,100円+300円/デバイス(税抜) 19,800円(税抜)
SPPM 株式会社AXSEED 330円〜(税込・台あたり) 0円
たよれーる デバイスマネジメントサービス 株式会社大塚商会 360円〜(iOS/Android・税別) 0円
ISM CloudOne クオリティソフト株式会社 450円〜 要見積もり
SKYSEA Client View Sky株式会社 要見積もり 要見積もり
MaLionCloud 株式会社インターコム 要見積もり 0円
MCore 住友電工情報システム株式会社 要見積もり 要見積もり

単価を公開している7製品のレンジは1台あたり月額50円〜450円で、LANSCOPEの300円はこの中位に位置します。ただしこの数字は最小構成の値であり、操作ログの取得やセキュリティ機能を追加すると上位プランになります。単価だけで並べても比較にならない点は、この領域の注意点です。

100台・500台での年額イメージ

単価が公開されているLANSCOPEの最小構成で計算すると、次のようになります。

管理台数 月額(300円/台で計算) 年額
100台 30,000円 360,000円
300台 90,000円 1,080,000円
500台 150,000円 1,800,000円

※ 公開されている最小単価で計算した参考値です。初期費用は要見積もりのため含んでいません。プランにより単価は変わります。

この金額を基準に、SKYSEA Client Viewの見積もりを受け取ったときの妥当性を判断できます。台数×最小単価の水準を先に把握しておくと、個別見積もりの金額が構成の差によるものか、単純な価格差なのかを読み分けやすくなります。

どちらを選ぶかの判断手順

1. オンプレミス要件の有無を確認する

社内にデータを留める必要があるなら、オンプレミス版を持つ製品に絞られます。ここが最初の分岐です。

2. 管理対象の端末を数える

PCのみか、スマートフォン・タブレットを含むか。私物端末の業務利用を認めているか。台数と種類を確定させないと、どちらの製品でも見積もりが出ません。

3. 操作ログをどこまで取るかを決める

LANSCOPEのプランが操作ログの取得有無で分かれているように、この選択は費用に直結します。ログを全端末で常時取得するのか、特定部署だけかによって必要なプランが変わります。「念のため全部取る」という決め方をすると、費用が跳ね上がりやすい項目です。

4. 同じ条件で両社に見積もりを依頼する

台数・端末種別・ログ取得範囲・オンプレミスかクラウドかの4点をそろえて依頼すれば、金額の差が構成の差として読めます。条件を伝えずに見積もりを取ると、各社が異なる前提で出すため比較になりません。

IT資産管理ツールの主な製品

LANSCOPE エンドポイントマネージャー のサイト画面
初期費用
要見積もり
月額費用
300円〜
無料トライアル
あり
最短導入
要問い合わせ
  • PC・スマートフォンをクラウド上で一元管理
  • 1台月額300円からの業界最安クラスの低価格
  • 操作ログの取得有無に応じた3段階のプラン
SKYSEA Client View のサイト画面

SKYSEA Client View

★★★★★★★★★★
初期費用
要見積もり
月額費用
要見積もり
無料トライアル
要問い合わせ
最短導入
要問い合わせ
  • IT資産管理と情報漏洩対策の両面をカバー
  • オンプレミス版・クラウド版の両方を用意
  • 教育機関から企業まで幅広い組織での導入実績
AssetView のサイト画面

AssetView

★★★★★★★★★★
初期費用
要見積もり
月額費用
50円〜(年間600円/台換算)
無料トライアル
要問い合わせ
最短導入
要問い合わせ
  • サーバー構築・管理が不要なクラウド型IT資産管理
  • 組み合わせ自由の4プランから必要な機能だけを選択可能
  • 大規模な端末台数(1万台規模)の管理にも対応

LANSCOPEとSKYSEAに関するよくある質問

Q. LANSCOPEとSKYSEA Client Viewはどちらが安いですか

SKYSEA Client Viewは料金を公開していないため、単純な比較はできません。LANSCOPE エンドポイントマネージャーは1台あたり月額300円〜を公開しており、100台で月額30,000円、年額360,000円が最小構成の目安です。この水準を基準に、同じ条件でSKYSEAの見積もりを取ると妥当性を判断できます。

Q. オンプレミスで使いたい場合はどちらを選ぶべきですか

SKYSEA Client Viewはオンプレミス版とクラウド版の両方を用意しています。LANSCOPE エンドポイントマネージャーはクラウド版として提供されています。社内ネットワークの外にデータを出せない要件がある場合は、この点が最初の判断軸になります。

Q. スマートフォンの管理も同じツールでできますか

LANSCOPE エンドポイントマネージャーはPCとスマートフォンをクラウド上で一元管理する設計です。掲載製品にはモバイル管理を主とするOPTiM Biz、SPPM、CLOMO MDM、たよれーる デバイスマネジメントサービスもあり、単価は300円〜360円台に集まっています。PCとモバイルを別ツールで管理するか一元化するかで、必要な製品と総額が変わります。

Q. 無料で試せますか

LANSCOPE エンドポイントマネージャーは無料トライアルを提供しています。SKYSEA Client Viewは要問い合わせです。掲載製品ではISM CloudOneが30日間、SPPM・OPTiM Biz・CLOMO MDMも無料の提供があります。試用する際は、実際に管理する端末を数台登録して、資産情報が想定どおりに取得できるかを確認すると実務に近い判断ができます。

まとめ|機能一覧より、提供形態と料金の見え方で分かれる

LANSCOPEとSKYSEA Client Viewは、どちらもIT資産管理と情報漏洩対策を扱う実績のある製品です。公開情報から確認できる違いは、提供形態(SKYSEAはオンプレミス版も用意)料金の公開度(LANSCOPEは1台300円〜を公開)の2点に集約されます。

したがって選定は、オンプレミス要件の有無で絞り、管理台数と端末種別、操作ログの取得範囲を確定させたうえで、同じ条件で見積もりを依頼する、という順序が効率的です。台あたり単価の相場は掲載10製品の公開値で50円〜450円のため、この幅を基準に見積もりの妥当性を判断できます。

製品ごとの機能・料金を横並びで比較したい場合はIT資産管理ツールのおすすめを徹底比較を、基本的な仕組みから確認したい場合はIT資産管理ツールとは?機能と選び方をご覧ください。各社の資料をまとめて請求したい場合はIT資産管理ツールのサービス一覧から確認できます。

記載した情報・料金は2026年8月時点の各社公式サイトの公開情報に基づく参考値です。試算は公開されている最小単価を単純に台数倍したもので、プラン・初期費用・オプションにより実際の請求額は異なります。最新情報は各社公式サイトでご確認ください。

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