口座開設や会員登録の際、本人確認書類の郵送を待つことでユーザーの離脱を招いていませんか。eKYC(オンライン本人確認)を導入すれば、スマホひとつで本人確認を完結でき、郵送に伴う数日のタイムラグをなくして、ユーザー体験と業務効率を同時に改善できます。
本記事では、主要なeKYCサービス10サービスを料金・実績・機能の観点から比較したうえで、eKYCの基礎知識・タイプ・選び方・料金相場・よくある質問まで解説します。
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eKYCのおすすめ比較表
導入社数No.1の実績を持つものから、初期費用0円で始められるものまで特色が分かれます。自社の業種と本人確認要件に合わせて検討しましょう。
| サービス | 月額費用 | 初期費用 | 無料トライアル | 資料 |
|---|---|---|---|---|
TRUSTDOCK
|
要見積もり | 要見積もり | 要問い合わせ | 資料請求ページ |
LIQUID eKYC
|
30,000円〜 | 50,000円〜 | 要問い合わせ | 資料請求ページ |
GMO顔認証eKYC
|
22,000円(税込)〜/50件 | 0円 | 要問い合わせ | 資料請求ページ |
ProTech ID Checker
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36,000円〜 | 要見積もり | 要問い合わせ | 資料請求ページ |
| Polarify eKYC | 要見積もり | 要見積もり | 要問い合わせ | 資料請求ページ |
| eKYCクラウド | 25,000円〜(従量課金あり) | 50,000円〜 | 要問い合わせ | 資料請求ページ |
| なりすましバスター(AI eKYC) | 140,000円〜(1,000件基準) | 0円 | あり | 資料請求ページ |
| D-Confia | 要見積もり | 要見積もり | 要問い合わせ | 資料請求ページ |
| Deep Percept for eKYC | 要見積もり | 要見積もり | 要問い合わせ | 資料請求ページ |
| Quick Trust | 9,800円〜(Starterプラン) | 要見積もり | あり(14日間、最低利用期間なし) | 資料請求ページ |
eKYCとは
eKYC(electronic Know Your Customer)とは、スマートフォンなどを使って本人確認をオンライン完結で行えるサービスです。本人確認書類の撮影や容貌の撮影、マイナンバーカードのICチップ読み取りなどの方法で、郵送によるやり取りなしに本人確認を完了できます。
従来の本人確認は、書類を郵送し到着を待つ必要があり、ユーザーの途中離脱や本人確認完了までのリードタイムが課題でした。eKYCを導入すれば、申込みから本人確認完了までを数分で完結でき、コンバージョン率の改善にもつながります。
eKYCの主な機能
- 本人確認書類の撮影・読み取り:運転免許証やマイナンバーカードなどをスマホカメラで撮影
- 容貌撮影・顔照合:本人確認書類の写真と撮影した顔を照合
- ICチップ読み取り:マイナンバーカードなどのICチップ情報を読み取り真正性を確認
- 不正検知:なりすましや偽造書類を検知するAI機能
- BPO・運用代行:目視確認業務を代行するオペレーションサービス
eKYCのタイプ
導入社数No.1・法令対応型
各種法令に対応した本人確認手法を幅広くカバーし、BPOにも対応するタイプです。TRUSTDOCKのように、導入社数No.1を誇るサービスが該当します。
シェアNo.1・柔軟プラン型
売上高ベースでシェアNo.1の実績を持ち、簡易確認から厳格な確認まで選べるタイプです。LIQUID eKYCのように、ベーシック・カスタムの2プランを持つサービスが該当します。
初期費用0円・API提供型
初期導入費用がかからず、APIで既存サービスに組み込めるタイプです。GMO顔認証eKYCのように、25年以上のセキュリティ実績を持つサービスが該当します。
短期導入・AI自動化型
タグ設置だけで短期間に導入でき、AIが確認業務を自動化するタイプです。ProTech ID Checkerのように、最短1週間で導入できるサービスが該当します。
eKYCの選び方4つのポイント
1. 対応する本人確認方式
犯罪収益移転防止法など法的義務が生じる厳格な確認が必要か、簡易的な年齢確認で足りるかによって適したサービスが変わります。
2. 導入方法(API・SDK・タグ設置)
自社システムへの組み込み方法や開発リソースに応じて、導入しやすいサービスを選びましょう。
3. 料金体系(初期費用の有無・従量課金)
初期費用がかかるサービスもあれば、初期費用0円で月額・従量課金のみのサービスもあります。
4. 不正検知・BPO対応の有無
なりすまし対策や目視確認業務の代行が必要な場合は、対応可否を確認しましょう。
おすすめeKYC10選
ここからは、比較表で取り上げた10サービスの特徴を個別に解説します。
TRUSTDOCK|導入社数No.1、本人確認BPOにも対応
TRUSTDOCK
★★★★★★★★★★- 初期費用
- 要見積もり
- 月額費用
- 要見積もり
- 無料トライアル
- 要問い合わせ
- 最短導入
- 要問い合わせ
- 犯罪収益移転防止法など各種法令に対応した本人確認手法を網羅
- 導入社数No.1という豊富な実績
- 本人確認オペレーションのBPO代行にも対応
株式会社トラストドックが提供するeKYC・デジタル本人確認サービスです。各種法令に対応した本人確認手法を幅広くカバーし、導入社数No.1の実績を持ちます。
こんな企業におすすめ:豊富な実績とBPO対応を重視する企業
LIQUID eKYC|売上高ベースで国内シェアNo.1
LIQUID eKYC
★★★★★★★★★★- 初期費用
- 50,000円〜
- 月額費用
- 30,000円〜
- 無料トライアル
- 要問い合わせ
- 最短導入
- 要問い合わせ
- 売上高ベースで国内シェアNo.1という高い導入実績
- 法的義務が生じる厳格な本人確認から簡易確認まで対応
- ベーシック・カスタムの2プランでニーズに応じて選択可能
株式会社Liquidが提供するオンライン本人確認サービスです。ベーシックプランは初期費用50,000円・月額30,000円からで、法的義務が生じる厳格な確認から簡易確認まで対応します。
こんな企業におすすめ:用途に応じてプランを柔軟に選びたい企業
GMO顔認証eKYC|初期導入費用0円
GMO顔認証eKYC
★★★★★★★★★★- 初期費用
- 0円
- 月額費用
- 22,000円(税込)〜/50件
- 無料トライアル
- 要問い合わせ
- 最短導入
- 要問い合わせ
- 初期導入費用0円で始められる月額課金制
- 25年以上の電子証明書認証局運営で培ったセキュリティノウハウ
- APIでの提供により既存サービスへの組み込みが容易
GMOグローバルサイン・ホールディングス株式会社が提供するオンライン本人確認サービスです。初期導入費用0円、月額22,000円(税込)/50件からのAPI提供型です。
こんな企業におすすめ:初期費用を抑えてスモールスタートしたい企業
ProTech ID Checker|最短1週間で導入可能
ProTech ID Checker
★★★★★★★★★★- 初期費用
- 要見積もり
- 月額費用
- 36,000円〜
- 無料トライアル
- 要問い合わせ
- 最短導入
- 最短1週間
- Webサイトにタグを設置するだけで最短1週間導入
- AIによる本人確認業務の自動化で目視確認の負荷を軽減
- 導入社数累計300社突破という実績
株式会社ショーケースが提供するオンライン本人確認/eKYCツールです。タグを設置するだけで最短1週間で導入でき、AIによる自動化で確認業務の負荷を軽減します。
こんな企業におすすめ:スピーディーに導入し目視確認の負荷を減らしたい企業
Polarify eKYC|金融庁認可のFintech企業が提供、複数の生体認証に対応
Polarify eKYC
★★★★★★★★★★- 初期費用
- 要見積もり
- 月額費用
- 要見積もり
- 無料トライアル
- 要問い合わせ
- 最短導入
- 目安3ヶ月
- 顔認証・指紋認証・声紋認証など複数の生体認証を組み合わせた本人確認
- 犯罪収益移転防止法など各種法令に対応した確認方式を柔軟にカスタマイズ
- 金融庁からFintech企業として認可を受けたセキュリティ水準
株式会社ポラリファイが提供するオンライン本人確認サービスです。同社は金融庁からFintech企業として認可を受けており、顔認証・指紋認証・声紋認証など複数の生体認証を組み合わせた本人確認に対応します。犯罪収益移転防止法など各種法令に対応した確認方式を柔軟にカスタマイズできる点が特徴です。料金は個別見積もりで、導入までの目安は約3ヶ月です。
こんな企業におすすめ:金融水準の本人確認要件に合わせて設計したい企業
eKYCクラウド|初期50,000円から、書類突合のBPO代行にも対応
eKYCクラウド
★★★★★★★★★★- 初期費用
- 50,000円〜
- 月額費用
- 25,000円〜(従量課金あり)
- 無料トライアル
- 要問い合わせ
- 最短導入
- 目安2ヶ月
- 顔認証と本人確認書類の審査を組み合わせたeKYC機能
- 確認後の書類突合作業をスタッフが代行するBPOサービス
- 転送不要郵便による発送追跡サービスにも対応
株式会社ネクスウェイが提供するオンライン本人確認サービスです。顔認証と本人確認書類の審査を組み合わせたeKYC機能に加え、確認後の書類突合作業をスタッフが代行するBPOサービス、転送不要郵便による発送追跡サービスも用意されています。初期費用50,000円〜・月額25,000円〜に利用件数に応じた従量課金が加わり、導入は約2ヶ月が目安です。
こんな企業におすすめ:システム化だけでなく確認業務ごと委託したい企業
なりすましバスター(AI eKYC)|初期費用0円、最短1週間で導入
なりすましバスター(AI eKYC)
★★★★★★★★★★- 初期費用
- 0円
- 月額費用
- 140,000円〜(1,000件基準)
- 無料トライアル
- あり
- 最短導入
- 最短1週間
- なりすまし検知精度99.9%をうたうAIによる生体検知
- 身分証の真贋判定とFake動画検知に対応
- 初期導入費用0円、最短1週間で導入可能
株式会社アジアンネットが提供するオンライン本人確認サービスです。AIによる生体検知・身分証の真贋判定に加えFake動画検知にも対応し、なりすまし検知精度99.9%をうたいます。初期導入費用は0円、月額は1,000件を基準として140,000円からで、無料トライアルも用意されています。最短1週間で導入できるため、短期間で始めたい場合に向いています。
こんな企業におすすめ:まず小さく試して短期間で立ち上げたい企業
D-Confia|書類撮影型・ICチップ読取型・公的個人認証型を選べる
D-Confia
★★★★★★★★★★- 初期費用
- 要見積もり
- 月額費用
- 要見積もり
- 無料トライアル
- 要問い合わせ
- 最短導入
- 最短2週間
- 読取精度99%以上のOCRと申込情報との自動照合による審査自動化
- 書類撮影型・ICチップ読取型・公的個人認証(JPKI)型など複数方式に対応
- 検証環境での接続テストを経て最短2週間でサービスイン
株式会社ダブルスタンダードが提供するオンライン本人確認サービスです。本人確認書類の読取精度99%以上を実現するOCR技術と、申込情報との自動照合による審査業務の自動化を特徴とし、書類撮影型・ICチップ読取型・公的個人認証(JPKI)型など法改正にも対応した複数の確認方式を選択できます。料金は個別見積もりで、最短2週間でサービスインまで進められます。
こんな企業におすすめ:法改正を見据えて確認方式を切り替えたい企業
Deep Percept for eKYC|AI-OCRと顔画像照合、真贋判定を組み合わせ
Deep Percept for eKYC
★★★★★★★★★★- 初期費用
- 要見積もり
- 月額費用
- 要見積もり
- 無料トライアル
- 要問い合わせ
- 最短導入
- 要問い合わせ
- 本人確認書類の読み取りと顧客入力情報を突合するAI-OCR
- 本人確認書類と容貌を照合する顔画像照合機能
- 不正防止のための本人確認書類の真贋判定機能
シンプレックス株式会社が提供するオンライン本人確認ソリューションです。AI-OCRによる本人確認書類の読み取りと顧客入力情報との突合、本人確認書類と容貌を照合する顔画像照合、不正防止のための書類真贋判定を組み合わせて提供しており、金融機関向けのペーパーレス化・AI活用ソリューションの一つとして展開されています。料金は個別見積もりです。
こんな企業におすすめ:金融機関で既存の審査フローに組み込みたい企業
Quick Trust|月額9,800円から、ディープフェイク検知にも対応
- 初期費用
- 要見積もり
- 月額費用
- 9,800円〜(Starterプラン)
- 無料トライアル
- あり(14日間、最低利用期間なし)
- 最短導入
- 要問い合わせ
- AIによる自動判定と人による確認を組み合わせたハイブリッド審査
- ディープフェイク検知機能を搭載
- RESTful API・SDK・Webhookに対応した開発環境
株式会社A2Zが提供するオンライン本人確認サービスです。顔写真付き本人確認書類とセルフィーを用いた本人確認に対応し、AIによる自動判定と人による確認を組み合わせたハイブリッド審査、ディープフェイク検知機能を備えます。RESTful APIやSDK、Webhookに対応した開発環境が用意されており、Starterプランは月額9,800円から、14日間の無料トライアルがあります。
こんな企業におすすめ:自社開発でAPI連携しながら低コストで始めたい企業
eKYCの料金相場
今回比較した10サービスの実勢価格をもとにすると、料金の目安は次のとおりです(2026年時点の調査)。
- 初期費用0円型:GMO顔認証eKYCのように初期費用0円、月額22,000円程度から
- 標準的な価格帯:LIQUID eKYCのように初期費用50,000円+月額30,000円程度から
- 従量課金型:ProTech ID Checkerのように月額36,000円程度からの従量課金
一般的な相場としては、初期費用が数十万円から数百万円、月々の費用は1件あたり数十円〜が中心です。
eKYC導入の流れ
- 本人確認要件の整理:法的義務の有無や求められる確認レベルを整理する
- 候補の絞り込みと資料請求:導入方法・料金体系で2〜3サービスに絞る
- 試験導入・API連携:一部の申込みフローから試験的に導入する
- 本番運用と不正検知の監視:本人確認の完了率や不正検知の状況を継続的に確認する
eKYCに関するよくある質問
Q. eKYCの料金相場はどのくらいですか?
初期費用は数十万円から数百万円、月々の費用は1件あたり数十円〜が相場です。GMO顔認証eKYCのように初期費用0円のサービスもあります。
Q. 法的義務のある厳格な本人確認にも対応できますか?
TRUSTDOCKやLIQUID eKYCのように、犯罪収益移転防止法などに対応した厳格な本人確認方式を提供するサービスがあります。
Q. 導入までどのくらいの期間がかかりますか?
ProTech ID Checkerのように、タグを設置するだけで最短1週間で導入できるサービスもあります。
Q. マイナンバーカードのICチップ読み取りに対応していますか?
多くのeKYCサービスがマイナンバーカードのICチップ読み取り方式に対応しています。
まとめ
eKYCは、(1)対応する本人確認方式、(2)導入方法、(3)料金体系、(4)不正検知・BPO対応の有無の4点を軸に選ぶことが失敗しないコツです。実績とBPO対応を重視するならTRUSTDOCK、柔軟なプランを求めるならLIQUID eKYC、初期費用を抑えるならGMO顔認証eKYC、スピード導入ならProTech ID Checkerが有力候補です。まずは気になる複数サービスの資料を取り寄せて比較しましょう。
