従業員の基本情報や異動履歴がExcelや紙の台帳に散らばり、必要なときにすぐ参照できないでいませんか。人事管理システムを導入すれば、従業員情報を一元管理し、入退社手続きから人事データの分析まで効率化できます。
本記事では、主要な人事管理システム4サービスを料金・機能・対象規模の観点から比較したうえで、人事管理システムの基礎知識・タイプ・選び方・料金相場・よくある質問まで解説します。
人事管理システムのおすすめ比較表
中小企業向けの低価格なものから、大手企業向けの統合型まで特色が分かれます。自社の従業員規模と目的に合わせて検討しましょう。
| サービス | 月額費用 | 初期費用 | 無料トライアル | 資料 |
|---|---|---|---|---|
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2,000円〜(従量課金) | 0円 | あり(5名以下無料プラン) | 資料請求ページ |
COMPANY
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要問い合わせ | 要問い合わせ | なし | 資料請求ページ |
ヒトマワリ
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20,000円〜 | 0円 | 要問い合わせ | 資料請求ページ |
freee人事労務
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2,000円〜(5名利用) | 0円 | あり | 資料請求ページ |
人事管理システムとは
人事管理システムとは、従業員の基本情報・異動履歴・組織情報などを一元管理し、人事関連の各種手続きやデータ活用を支援するシステムです。人事評価やタレントマネジメントに近い領域も含みますが、人事管理システムは特に従業員データベースと基本的な人事手続きの効率化に重点を置きます。
Excelや紙の台帳による管理では、部署異動や組織変更のたびに情報が古くなりやすく、必要なデータをすぐに取り出せません。人事管理システムを使えば、常に最新の従業員情報を一元的に把握でき、人事データに基づいた意思決定がしやすくなります。
人事管理システムの主な機能
- 従業員データベース:基本情報・異動履歴・組織情報を一元管理
- 組織図・組織変更管理:部署異動や組織改編を反映した組織図を自動更新
- 人事データ分析:離職率や年齢構成など人事データを可視化
- 入退社手続き連携:労務管理システムと連携した入退社手続き
- 権限管理:閲覧・編集権限を部署や役職に応じて設定
- 他システム連携:勤怠・給与計算・タレントマネジメントとのデータ連携
人事管理システムのタイプ
労務管理一体型
人事管理と労務管理を一体で提供するタイプです。ジョブカン労務HRやfreee人事労務のように、従業員データベースと入退社手続きをあわせて効率化できるツールが該当します。
大企業向け統合型
大規模な組織構造や複雑な人事制度に対応する高機能タイプです。COMPANYのように、国内シェアNo.1を誇り、大企業への導入実績が豊富なツールが該当します。
人事データ分析特化型
人事情報の一元管理に加え、データの分析・可視化に強みを持つタイプです。ヒトマワリのように、人材情報を分析して可視化する機能を備えたツールが該当します。
人事管理システムの選び方4つのポイント
1. 自社の組織規模と複雑さ
単一組織のシンプルな構造か、複数部署・複数拠点をまたぐ複雑な組織構造かによって、必要な機能が変わります。
2. 労務・給与システムとの連携
入退社手続きや給与計算とシームレスに連携できれば、データの二重管理を防げます。
3. 人事データ分析の要否
離職率や組織構成の分析まで行いたい場合は、ヒトマワリのような分析機能を備えたツールを検討しましょう。
4. 料金体系と従業員数
従量課金制が中心ですが、最低利用料金や大企業向けの個別見積もりなど、料金体系はツールによって異なります。
おすすめ人事管理システム4選
ここからは、比較表で取り上げた4サービスの特徴を個別に解説します。
ジョブカン労務HR|5名以下は無料のシンプル設計
ジョブカン労務HR
★★★★★★★★★★- 初期費用
- 0円
- 月額費用
- 2,000円〜(従量課金)
- 無料トライアル
- あり(5名以下無料プラン)
- 最短導入
- 要問い合わせ
- 従業員情報の一元管理から入社・退社手続き、年末調整まで対応
- 5名以下は全機能無料で利用できるプランを用意
- ジョブカンシリーズ(勤怠・給与計算)と連携可能
株式会社DONUTSが提供する人事管理システムです。従業員情報の一元管理から入社・退社手続き、年末調整までをカバーし、5名以下は全機能を無料で利用できます。ジョブカンシリーズの勤怠・給与計算とも連携できます。
こんな企業におすすめ:コストを抑えて人事管理システムを初めて導入する中小企業
COMPANY|大手企業向けシェアNo.1の統合人事システム
COMPANY
★★★★★★★★★★- 初期費用
- 要問い合わせ
- 月額費用
- 要問い合わせ
- 無料トライアル
- なし
- 最短導入
- 要問い合わせ
- 人事管理・勤怠管理・タレントマネジメントを統合
- 国内人事・給与システム市場シェアNo.1、年間契約更新率98%
- 法改正対応・バージョンアップを含む年間保守費用で追加開発費なし
株式会社Works Human Intelligenceが提供する統合人事システムです。人事管理・勤怠管理・タレントマネジメントをカバーし、国内人事・給与システム市場でシェアNo.1、従業員3,000名以上の企業の約3社に1社が導入しています。
こんな企業におすすめ:複雑な組織構造を持つ大企業・エンタープライズ
ヒトマワリ|人材情報の分析・可視化に強み
ヒトマワリ
★★★★★★★★★★- 初期費用
- 0円
- 月額費用
- 20,000円〜
- 無料トライアル
- 要問い合わせ
- 最短導入
- 要問い合わせ
- 人事情報の一元管理に特化したスタートプラン
- 人材情報の分析・可視化ができるスタンダードプラン
- 管理者ユーザーを追加しても料金が変わらない
クラウド型の人事管理システムです。人事情報の一元管理を行う「スタートプラン」と、人材情報の分析・可視化機能を備えた「スタンダードプラン」を用意し、初期費用0円、月額20,000円から利用できます。
こんな企業におすすめ:人事データを分析し、組織課題を可視化したい企業
freee人事労務|給与計算から意思決定支援まで
freee人事労務
★★★★★★★★★★- 初期費用
- 0円
- 月額費用
- 2,000円〜(5名利用)
- 無料トライアル
- あり
- 最短導入
- 要問い合わせ
- 給与計算のデジタル化から経営の意思決定支援まで4段階プラン
- 6名以上は1名ごとの追加料金、年払いで最大25%割引
- 初期費用0円で無料お試しも可能
フリー株式会社が提供する人事労務システムです。給与計算のデジタル化から労務管理のIT化、データに基づく経営の意思決定支援まで、事業規模に応じた4段階のプランを用意しています。5名利用で月額2,000円からです。
こんな企業におすすめ:人事データを給与計算・経営判断にまで活用したい企業
人事管理システムの料金相場
今回比較した4サービスの実勢価格をもとにすると、料金の目安は次のとおりです(2026年時点の調査)。
- 無料〜低価格帯:ジョブカン労務HR、freee人事労務のように5名まで無料で使えるツールもある
- 中価格帯:ヒトマワリのように月額20,000円程度から
- 大企業向け統合型:COMPANYのように要問い合わせの個別見積もりが中心
多くのツールが従業員数に応じた従量課金のため、自社の従業員数を整理してから見積もりを比較しましょう。
人事管理システム導入の流れ
- 現状の人事データの棚卸し:Excelや紙で管理している従業員情報と課題を整理する
- 候補の絞り込みと資料請求:組織規模・分析ニーズ・料金体系で2〜3サービスに絞る
- データ移行とトライアル:既存の従業員データを試験的に移行し、操作性を確認する
- 全社展開と運用ルールの整備:権限設定や更新ルールを決めて全社に展開する
人事管理システムに関するよくある質問
Q. 人事管理システムの料金相場はどのくらいですか?
無料プランから始められるツールもありますが、有料プランは月額20,000円程度から、大企業向けは要問い合わせの個別見積もりとなることが多くあります。
Q. タレントマネジメントシステムとの違いは何ですか?
人事管理システムが従業員データベースと基本的な人事手続きに主眼を置くのに対し、タレントマネジメントシステムはスキル・経歴・評価データを活用した配置・育成などの戦略的活用に主眼を置きます。
Q. 中小企業でも導入する価値はありますか?
ジョブカン労務HRのように5名以下は無料のツールもあります。従業員数が少ないうちから人事データを一元管理しておくことで、組織拡大後もスムーズに運用できます。
Q. 給与計算システムと連携できますか?
freee人事労務やジョブカン労務HRのように、同一シリーズの給与計算機能と連携できるツールがあります。既存の給与計算システムとの連携可否も確認しましょう。
まとめ
人事管理システムは、(1)組織規模と複雑さ、(2)労務・給与との連携、(3)データ分析の要否、(4)料金体系の4点を軸に選ぶことが失敗しないコツです。コストを抑えるならジョブカン労務HR、大企業の複雑な組織にはCOMPANY、データ分析を重視するならヒトマワリ、給与計算まで一体で活用するならfreee人事労務が有力候補です。まずは気になる複数サービスの資料を取り寄せて比較しましょう。