LINEマーケティングツールの費用相場は?見落としやすい二重構造

LINEマーケティングツールの費用を調べるとき、多くの人が見落とすことがあります。ツールの利用料とは別に、LINE公式アカウント側のメッセージ配信料が発生するという点です。ツールが無料でも、配信すればLINEヤフー社への支払いは生じます。

この記事では、SmartSpaceに掲載しているLINEマーケティングツール10製品の公開料金を整理したうえで、この二重構造をふまえた予算の立て方を示します。

本記事に記載した料金は2026年8月時点の各社公式サイトの公開情報に基づく参考値です。LINE公式アカウントの料金プランについてはLINEヤフー株式会社の公式情報をご確認ください。

費用は二重構造になっている

支払先 何に対する費用か 金額の決まり方
ツール提供会社 配信の自動化、セグメント配信、シナリオ設計、分析などの機能 月額固定、または友だち数・機能に応じたプラン
LINEヤフー社(LINE公式アカウント) メッセージの配信そのもの プランと配信通数に応じた課金

この2つは独立しています。ツールを無料プランにしても、配信通数が増えればLINE公式アカウント側の費用は上がります。逆に高機能なツールを入れても、配信通数が少なければLINE側の費用は抑えられます。

予算を立てるときは、この2つを分けて見積もってください。ツール側の月額だけで比較すると、実際の総額を見誤ります。LINE公式アカウントの料金プランと配信通数の考え方は、LINEヤフー社の公式情報で確認できます。

出典:LINEヤフー for Business「LINE公式アカウント 料金プラン」

掲載10製品のツール利用料

製品 初期費用 月額
L Message 0円 0円〜(フリープランを無期限利用可能)
Lステップ 0円 0円〜(無料プランあり)
KUZEN 0円 要見積もり
BotBonnie 要見積もり 80,000円〜
Mico Engage AI(旧MicoCloud) 要見積もり 150,000円〜
MAAC 要見積もり 要見積もり
hachidori 要見積もり 要見積もり
KAKERU Basic 要見積もり 要見積もり
Ligla 要見積もり 要見積もり
Liny 要見積もり 要見積もり

ツール利用料を公開しているのは4製品です。月額0円から150,000円まで開いており、無料プランを持つ製品と、月額8万円以上の製品に二極化しています。中間の価格帯が公開情報から見えないのがこの領域の特徴です。

無料プランと高額プランで何が違うか

L MessageとLステップは無料プランを公開しており、個人事業主や小規模事業者が実際に運用しています。一方、BotBonnieは月額80,000円〜、Mico Engage AIは150,000円〜です。

この差は友だち数の規模と、配信を自動化する範囲に対応していると考えられます。友だちが数百人で、月に数回の一斉配信をする程度であれば、無料プランの範囲で運用できることが多くなります。友だちが数万人規模になり、属性ごとに配信内容を出し分け、行動に応じてシナリオを分岐させるといった要件が出ると、上位の製品が対象になります。

予算の立て方

1. 配信通数を先に見積もる

LINE公式アカウント側の費用は配信通数で決まります。友だち数 × 月間配信回数 = 月間配信通数です。

友だち数 月2回配信 月4回配信 月8回配信
500人 1,000通 2,000通 4,000通
2,000人 4,000通 8,000通 16,000通
10,000人 20,000通 40,000通 80,000通

この通数をLINE公式アカウントの料金プランに当てはめると、LINE側の費用が出ます。友だちが増えるほど配信通数は比例して増えるため、友だち集めの施策とセットで予算を見ておく必要があります。

2. セグメント配信で通数を抑えられる

一斉配信ではなく、条件に合う友だちだけに配信すれば通数は減ります。10,000人のうち条件に合う2,000人だけに送れば、通数は5分の1です。セグメント配信の機能は、ツール利用料を払ってでもLINE側の配信料を下げられる場合があります

この関係は計算できます。ツールの月額が10,000円で、セグメント配信によって月間配信通数を半分に減らせるなら、LINE側の費用が月20,000円以上かかっている場合にツール代の元が取れます。

3. 無料プランから始めて通数の実績を作る

L MessageとLステップの無料プランで、まず数か月運用してみてください。実際の配信通数と、配信に対する反応率という2つの実績が手元に残ります。この数字がないと、上位の製品を検討しても効果を見積もれません。

掲載しているLINEマーケティングツール

L Message(エルメ) のサイト画面

L Message(エルメ)

★★★★★★★★★★
初期費用
0円
月額費用
0円〜(無料プランあり)
無料トライアル
あり(フリープランを無期限利用可能)
最短導入
要問い合わせ
  • 1:1チャット・自動応答・メッセージ配信機能
  • サロン・レッスン・イベントなどの予約管理や商品販売・決済に対応
  • タグ管理によるデータ分析とセグメント配信
Lステップ のサイト画面

Lステップ

★★★★★★★★★★
初期費用
0円
月額費用
0円〜(無料プランあり)
無料トライアル
要問い合わせ
最短導入
要問い合わせ
  • 友だちの回答・行動履歴に応じたシナリオ配信が可能
  • リッチメニューのカスタマイズや流入経路分析など高度な機能
  • 月200通までの無料フリープランを用意
Liny のサイト画面

Liny

★★★★★★★★★★
初期費用
要見積もり
月額費用
要見積もり
無料トライアル
要問い合わせ
最短導入
要問い合わせ
  • 顧客管理・予約管理・自動配信など幅広い機能を搭載
  • 業種・業態を問わず販促から顧客対応まで一つのツールでカバー
  • 運用規模に応じた個別見積もりの料金体系

LINEマーケティングツールの費用に関するよくある質問

Q. LINEマーケティングツールの費用相場はいくらですか

掲載10製品のうちツール利用料を公開しているのは4製品で、月額0円〜150,000円という分布です。無料プランを持つ製品と月額8万円以上の製品に二極化しており、中間の価格帯は公開情報から見えません。加えて、LINE公式アカウント側のメッセージ配信料が別に発生します。

Q. ツールが無料なら費用はかかりませんか

LINE公式アカウント側のメッセージ配信料が別に発生します。ツール提供会社への支払いとLINEヤフー社への支払いは独立しており、ツールを無料プランにしても配信通数が増えればLINE側の費用は上がります。予算はこの2つを分けて見積もってください。

Q. 配信通数はどう計算しますか

「友だち数 × 月間配信回数」が月間配信通数です。友だち2,000人に月4回配信すれば8,000通、10,000人に月4回なら40,000通になります。友だちが増えるほど通数も比例して増えるため、友だち集めの施策とセットで予算を見ておく必要があります。

Q. 有料ツールを使う意味はどこにありますか

セグメント配信によって配信通数を抑えられる点が、費用面での分かりやすい効果です。10,000人のうち条件に合う2,000人だけに送れば通数は5分の1になります。ツールの月額が10,000円で通数を半分に減らせるなら、LINE側の費用が月20,000円以上かかっている場合に元が取れる計算です。まず無料プランで配信通数と反応率の実績を作ってから検討してください。

まとめ|ツール代とLINE配信料を分けて見積もる

LINEマーケティングの費用は、ツール提供会社への支払いとLINEヤフー社への配信料という二重構造です。ツール側の月額だけを比較しても、実際の総額は見えません

掲載製品のツール利用料は月額0円〜150,000円で、無料プランを持つ製品もあります。まず無料プランで数か月運用し、実際の配信通数と反応率という実績を作ってください。その数字があれば、セグメント配信で通数を減らす効果と、そのためのツール代を天秤にかけられます。

製品ごとの機能を横並びで比較したい場合はLINEマーケティングツールのおすすめを徹底比較を、基本的な仕組みから確認したい場合はLINEマーケティングツールとは?をご覧ください。各社の資料をまとめて請求したい場合はLINEマーケティングツールのサービス一覧から確認できます。

記載した料金は2026年8月時点の各社公式サイトの公開情報に基づく参考値です。LINE公式アカウントの料金プラン・配信通数の条件はLINEヤフー株式会社の公式情報をご確認ください。プラン内容・価格は変更される場合があります。

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