展示会やWebサイトで名刺・リードを大量に獲得しても、フォローしきれずに放置していませんか。MAツールツールを導入すれば、見込み客の行動データに基づいてスコアリングし、確度の高いリードだけを営業に引き渡す仕組みを自動化できます。
本記事では、主要なMAツール8サービスを料金・機能・対象規模の観点から比較したうえで、MAツールの基礎知識・タイプ・選び方・料金相場・よくある質問まで解説します。
MAツールのおすすめ比較表
国産の使いやすいツールから、グローバル標準の高機能なものまで特色が分かれます。自社のリード数とマーケティング体制に合わせて検討しましょう。
| サービス | 月額費用 | 初期費用 | 無料トライアル | 資料 |
|---|---|---|---|---|
HubSpot Marketing Hub
|
2,400円〜 | 0円 | あり | 資料請求ページ |
Adobe Marketo Engage
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要問い合わせ | 要問い合わせ | なし | 資料請求ページ |
SATORI
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148,000円〜(税別) | 300,000円(税別) | 要問い合わせ | 資料請求ページ |
BowNow
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0円〜 | 0円 | あり | 資料請求ページ |
List Finder
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0円〜(フリープランあり) | 100,000円〜(有料プラン) | あり(20日間) | 資料請求ページ |
Kairos3 Marketing
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15,000円〜 | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 資料請求ページ |
SHANON MARKETING PLATFORM
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120,000円〜 | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 資料請求ページ |
Account Engagement(旧Pardot)
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150,000円〜 | 要問い合わせ | なし | 資料請求ページ |
MAツールとは
MA(Marketing Automation)とは、見込み客(リード)の獲得から育成、選別までのマーケティング活動を自動化・効率化するためのツールです。Webサイトの閲覧履歴やメールの開封・クリック状況など、見込み客の行動データを蓄積し、スコアリングによって「今アプローチすべき見込み客」を可視化します。
展示会や広告で獲得した名刺・リードをExcelで管理するだけでは、購買意欲の高いタイミングを逃してしまいがちです。MAツールを使えば、行動データに基づいて自動でメールを配信したり、スコアが一定以上になったリードを営業へ自動通知したりでき、マーケティングと営業の連携を効率化できます。
MAツールの主な機能
- リード管理:獲得した見込み客の情報を一元管理
- スコアリング:行動履歴に応じて見込み客の確度を自動評価
- シナリオメール配信:行動や属性に応じたメールを自動配信
- Webトラッキング:Webサイト上の行動を個人単位で記録・分析
- フォーム作成:資料請求・セミナー申込みなどのランディングページ・フォーム作成
- SFA/CRM連携:営業部門への引き渡しやデータ連携
MAツールのタイプ
国産・中小企業向け型
シンプルな操作性と低価格で、初めてMAを導入する企業でも扱いやすいタイプです。BowNowやSATORI、List Finderのように、日本企業のマーケティング体制に合わせて設計されたツールが該当します。
BtoBセミナー・イベント特化型
セミナーや展示会などのイベント運営機能に強みを持つタイプです。SHANON MARKETING PLATFORMやKairos3 Marketingのように、名刺獲得からイベント管理までを一体で行えるツールが該当します。
グローバル標準・高機能型
豊富な機能とグローバルでの導入実績を持つタイプです。HubSpot Marketing HubやAdobe Marketo Engage、Account Engagement(旧Pardot)のように、大企業のマーケティング部門で広く使われるツールが該当します。
MAツールの選び方4つのポイント
1. 自社のリード数とマーケティング体制
リード数が少ない場合は国産のシンプルなツールで十分な場合が多く、リード数が多く高度なセグメント配信を行いたい場合はグローバル標準の高機能ツールが向いています。
2. 営業部門(SFA/CRM)との連携
スコアリングしたリードを営業へスムーズに引き渡せるかが、成果につながる重要なポイントです。既に利用しているSFA/CRMとの連携実績を確認しましょう。
3. 運用体制とサポートの有無
MAツールは設定・シナリオ設計にノウハウが必要なため、導入支援やカスタマーサクセスのサポートが手厚いかどうかも選定基準になります。
4. 料金体系とリード数上限
登録リード数に応じた料金体系が多いため、将来のリード数増加を見込んだうえで料金プランを確認しましょう。
おすすめMAツール8選
ここからは、比較表で取り上げた8サービスの特徴を個別に解説します。
HubSpot Marketing Hub|無料から始められるグローバル標準
HubSpot Marketing Hub
★★★★★★★★★★- 初期費用
- 0円
- 月額費用
- 2,400円〜
- 無料トライアル
- あり
- 最短導入
- 要問い合わせ
- 無料版から始められ、成長に応じて段階的に拡張できる
- CRM一体型で営業・カスタマーサービスと顧客データを共有
- 直感的なUIと日本語の学習コンテンツ(HubSpot Academy)が充実
HubSpot, Inc.が提供するMAツールです。無料プランから利用でき、CRM・SFAと同一プラットフォームでシームレスに連携できます。世界的な導入実績があります。
こんな企業におすすめ:コストを抑えて始め、営業・CRMまで一気通貫で拡張したい企業
Adobe Marketo Engage|大企業向けの高機能グローバルツール
Adobe Marketo Engage
★★★★★★★★★★- 初期費用
- 要問い合わせ
- 月額費用
- 要問い合わせ
- 無料トライアル
- なし
- 最短導入
- —
- BtoB向けの高度なリードナーチャリングとスコアリング
- Adobe Experience Cloudや外部SFA/CRMとの豊富な連携
- チャネル横断のエンゲージメントと収益貢献分析を一元管理
Adobe Inc.が提供するMAツールです。複雑なシナリオ設計や大規模なリードデータベースの運用に対応する高機能さが特徴で、大企業のマーケティング部門で広く採用されています。
こんな企業におすすめ:大規模なリードデータベースと高度なシナリオ設計を求める大企業
SATORI|国産MAのパイオニア
SATORI
★★★★★★★★★★- 初期費用
- 300,000円(税別)
- 月額費用
- 148,000円〜(税別)
- 無料トライアル
- 要問い合わせ
- 最短導入
- 要問い合わせ
- 匿名見込み客(アンノウンリード)へのアプローチが可能
- 回数無制限のサポートやセミナーなど日本語支援が手厚い
- 基本1プラン+オプションのわかりやすい料金体系
SATORI株式会社が提供するMAツールです。匿名の訪問者にもアプローチできる機能を早くから提供してきた国産MAのパイオニアで、日本企業のマーケティング担当者にとって扱いやすい設計です。
こんな企業におすすめ:匿名訪問者へのアプローチも含めて強化したい企業
BowNow|中小企業向けの低価格MA
BowNow
★★★★★★★★★★- 初期費用
- 0円
- 月額費用
- 0円〜
- 無料トライアル
- あり
- 最短導入
- 要問い合わせ
- 0円のフリープランから始められる国産MA
- 企業ログ・フォーム・メール配信などシンプルで使いやすい設計
- 無料から本格運用まで事業フェーズに応じて選べるプラン構成
クリエイティブサーベイ株式会社が提供するMAツールです。無料プランを用意し、中小企業でも導入しやすい価格設定が特徴です。シンプルな機能構成で、初めてMAを導入する企業に向いています。
こんな企業におすすめ:コストを抑えて初めてMAツールを導入する中小企業
List Finder|営業リスト作成にも強み
List Finder
★★★★★★★★★★- 初期費用
- 100,000円〜(有料プラン)
- 月額費用
- 0円〜(フリープランあり)
- 無料トライアル
- あり(20日間)
- 最短導入
- 要問い合わせ
- 無料のフリープランで企業・個人解析やスコアリングを試せる
- 海外製MAと比べてシンプルな操作性
- PV数・顧客データ数に応じた従量課金の有料プラン
イノベーション株式会社が提供するMAツールです。匿名の企業アクセス解析や営業リスト作成機能にも強みを持ち、マーケティングと営業リスト整備を同時に行えます。
こんな企業におすすめ:営業リストの整備とリードナーチャリングを同時に行いたい企業
Kairos3 Marketing|フォーム作成のしやすさが特徴
Kairos3 Marketing
★★★★★★★★★★- 初期費用
- 要問い合わせ
- 月額費用
- 15,000円〜
- 無料トライアル
- 要問い合わせ
- 最短導入
- 要問い合わせ
- 保有リード数100件・月間5,000PVなら月額15,000円から
- リード数・PV数・メール送信数に応じた従量課金体系
- SFAオプション・APIオプションで機能を拡張可能
カイロスマーケティング株式会社が提供するMAツールです。直感的な操作でランディングページやフォームを作成でき、マーケティング担当者が専門知識なしで施策を展開しやすい設計です。
こんな企業におすすめ:専門知識がなくてもフォーム・LP作成を内製化したい企業
SHANON MARKETING PLATFORM|セミナー・展示会運営に強み
SHANON MARKETING PLATFORM
★★★★★★★★★★- 初期費用
- 要問い合わせ
- 月額費用
- 120,000円〜
- 無料トライアル
- 要問い合わせ
- 最短導入
- 要問い合わせ
- 展示会・セミナーなどオフラインイベントの集客・受付・フォローに強い
- イベント参加者データとWeb行動データを統合してスコアリング
- 電話・メール・画面共有など手厚い無料サポート
株式会社シャノンが提供するMAツールです。セミナーや展示会の運営管理機能に強みを持ち、名刺獲得からイベント後のフォローまでを一体で管理できます。
こんな企業におすすめ:セミナー・展示会を頻繁に開催するBtoB企業
Account Engagement(旧Pardot)|Salesforceと連携する高機能MA
Account Engagement(旧Pardot)
★★★★★★★★★★- 初期費用
- 要問い合わせ
- 月額費用
- 150,000円〜
- 無料トライアル
- なし
- 最短導入
- 要問い合わせ
- Salesforce Sales Cloudと連携しマーケティング・営業データを一元化
- リード獲得からナーチャリング、商談化までをシームレスに管理
- Salesforceエコシステムとの親和性が高い
Salesforce, Inc.が提供するMAツールです。Salesforceの各製品とシームレスに連携し、BtoBマーケティングに特化した機能を備えています。
こんな企業におすすめ:Salesforce製品を既に利用しているBtoB企業
MAツールの料金相場
今回比較した8サービスの実勢価格をもとにすると、料金の目安は次のとおりです(2026年時点の調査)。
- 無料〜低価格帯:HubSpot Marketing HubやBowNowのように無料プランから始められるツールもある
- 中価格帯:国産ツールは月額数万円程度からが中心
- 高機能・大企業向け:Adobe Marketo EngageやAccount Engagementなど、要問い合わせの個別見積もりが中心
多くのツールが登録リード数に応じた料金体系のため、想定リード数を整理してから見積もりを取ると比較がスムーズです。
MAツール導入の流れ
- 目的の整理:リード獲得の強化か、既存リードの育成・選別か、目的を明確にする
- 候補の絞り込みと資料請求:リード数・連携したいSFA/CRM・料金体系で2〜3サービスに絞る
- シナリオ設計とトライアル:簡単なシナリオから試験運用し、効果を確認する
- 営業部門との連携ルール整備:スコアリング基準や引き渡しルールを決めて本格運用する
MAツールに関するよくある質問
Q. MAツールの料金相場はどのくらいですか?
無料プランから始められるツールもありますが、国産ツールは月額数万円程度から、グローバル標準の高機能ツールは要問い合わせの個別見積もりが中心です。登録リード数によって料金が変動します。
Q. SFA/CRMとの違いは何ですか?
MAはリードの獲得・育成・選別といったマーケティング活動の自動化に主眼を置くのに対し、SFA/CRMは商談の進捗管理や顧客との関係管理に主眼を置きます。多くの企業はMAとSFA/CRMを連携させて運用します。
Q. 小規模企業でもMAツールは必要ですか?
BowNowのように低価格・低リード数から使えるツールもあります。リード数が少なくても、フォローの抜け漏れを防ぐ目的で導入する価値はあります。
Q. 運用にはどのくらいの体制が必要ですか?
シナリオ設計やコンテンツ作成には一定のノウハウが必要です。SHANON MARKETING PLATFORMのようにサポートが手厚いツールを選ぶか、社内にマーケティング担当者を置いて運用体制を整えましょう。
まとめ
MAツールは、(1)リード数とマーケティング体制、(2)営業部門との連携、(3)運用体制とサポート、(4)料金体系の4点を軸に選ぶことが失敗しないコツです。無料から始めるならHubSpot Marketing Hub、大規模・高度な運用ならAdobe Marketo Engage、国産で扱いやすさを求めるならSATORI、コストを抑えるならBowNowが有力候補です。まずは気になる複数サービスの資料を取り寄せて比較しましょう。