紙の稟議書に何人ものハンコが必要で、決裁が下りるまで何日もかかっていませんか。ワークフローシステムを導入すれば、稟議・申請・承認といった社内手続きを電子化し、テレワーク環境でもスピーディーな決裁を実現できます。
本記事では、主要なワークフローシステム4サービスを料金・機能・対象規模の観点から比較したうえで、ワークフローシステムの基礎知識・タイプ・選び方・料金相場・よくある質問まで解説します。
ワークフローシステムのおすすめ比較表
1ユーザー月額300円台の低価格なものから、複雑な承認ルートに対応する高機能なものまで特色が分かれます。自社の申請フローの複雑さと予算に合わせて検討しましょう。
| サービス | 月額費用 | 初期費用 | 無料トライアル | 資料 |
|---|---|---|---|---|
ジョブカンワークフロー
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5,000円〜 | 0円 | 要問い合わせ | 資料請求ページ |
X-point Cloud
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20,000円〜 | 0円 | 要問い合わせ | 資料請求ページ |
rakumo ワークフロー
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300円〜 | 0円 | あり | 資料請求ページ |
コラボフロー
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500円〜 | 0円 | 要問い合わせ | 資料請求ページ |
ワークフローシステムとは
ワークフローシステムとは、稟議書・経費申請・休暇申請といった社内の申請・承認業務を電子化し、申請から決裁までの一連のプロセスをオンラインで完結させるシステムです。紙の書類を回覧してハンコをもらう従来の方法に比べ、テレワーク下でも場所を選ばず申請・承認でき、承認状況もリアルタイムに可視化できます。
電子帳簿保存法への対応やAPI連携による他システムとの連携も進んでおり、単なるペーパーレス化にとどまらず、内部統制の強化や業務プロセス全体の可視化にもつながります。
ワークフローシステムの主な機能
- 申請書のテンプレート化:稟議書・経費精算・休暇届などをフォーマット化し、入力の手間を削減
- 承認ルート設定:部署・金額・申請内容に応じて承認者や承認順序を自動で振り分け
- 承認状況の可視化:誰の承認待ちで止まっているかをリアルタイムに確認
- 代理承認・差し戻し:承認者が不在の場合の代理設定や、内容不備時の差し戻し機能
- 他システム連携:会計システムやグループウェア、経費精算システムとのデータ連携
- モバイル対応:スマートフォンアプリからの申請・承認に対応
ワークフローシステムのタイプ
Excel感覚で使えるシンプル型
普段使い慣れたExcelのような操作感で申請書を作成できるタイプです。コラボフローのように、IT専任者がいなくても現場主導で導入・運用しやすいのが特徴です。
グループウェア一体型
スケジュールやメールなど他の業務機能と一体化しているタイプです。rakumo ワークフローのように、既に導入しているグループウェア(Google Workspaceなど)とシームレスに連携できる製品が該当します。
大企業向け高機能型
複雑な承認ルートや複数階層の組織構造に対応する高機能タイプです。X-point Cloudのように、細かな条件分岐や大規模組織での利用を想定した設計のツールが該当します。
ワークフローシステムの選び方5つのポイント
1. 自社の承認フローに対応できるか
金額や申請内容によって承認者や承認順序が変わる複雑なフローに対応できるか、事前に自社の稟議・申請パターンを整理して確認しましょう。
2. 操作のしやすさ
ワークフローシステム選定では「使いやすさ」を最も重視する企業が多く、現場の従業員が迷わず使えるUIかどうかが定着の鍵になります。
3. 他システムとの連携可否
グループウェア・会計システム・経費精算システムなど、既存の業務システムとAPI連携できるかを確認しましょう。連携できれば二重入力の手間を削減できます。
4. モバイルアプリの有無
外出や出張が多い従業員がいる場合、スマートフォンから申請・承認できるモバイルアプリの有無は重要な検討ポイントです。
5. 料金体系とユーザー数
1ユーザーあたりの月額課金が中心のため、利用する従業員数に応じた総額を試算しましょう。無料プランやトライアルがあれば、本導入前に操作感を確認できます。
おすすめワークフローシステム4選
ここからは、比較表で取り上げた4サービスの特徴を個別に解説します。
ジョブカンワークフロー|シリーズ累計導入実績豊富な定番システム
ジョブカンワークフロー
★★★★★★★★★★- 初期費用
- 0円
- 月額費用
- 5,000円〜
- 無料トライアル
- 要問い合わせ
- 最短導入
- 要問い合わせ
- 勤怠管理・経費精算などジョブカンシリーズと連携
- 1ユーザー月額300円の完全従量課金、最低利用料金5,000円
- 初期費用・サポート費用・月額固定費が一切かからない
株式会社DONUTSが提供するワークフローシステムです。勤怠管理・経費精算などジョブカンシリーズとの連携がしやすく、シンプルな操作性で稟議・申請業務を電子化できます。初期費用0円で、1ユーザー月額500円から利用できます。
こんな企業におすすめ:ジョブカンシリーズの他製品を併用している(または検討中の)企業
X-point Cloud|複雑な承認ルートに対応する高機能型
X-point Cloud
★★★★★★★★★★- 初期費用
- 0円
- 月額費用
- 20,000円〜
- 無料トライアル
- 要問い合わせ
- 最短導入
- 要問い合わせ
- 複雑な条件分岐や多段階の承認ルートを柔軟に構築可能
- 基本1TB・最大10TBの大容量ストレージで添付書類の多い申請に対応
- 利用人数に応じて変動する料金設計でスモールスタートも可能
株式会社アトラエドが提供するワークフローシステムです。細かな条件分岐や複雑な承認ルートの設定に対応し、大規模組織での利用を想定した設計が特徴です。1ユーザー月額20,000円からとなっています。
こんな企業におすすめ:複雑な承認フローや大規模な組織構造を持つ企業
rakumo ワークフロー|Google Workspaceと連携するグループウェア一体型
rakumo ワークフロー
★★★★★★★★★★- 初期費用
- 0円
- 月額費用
- 300円〜
- 無料トライアル
- あり
- 最短導入
- 要問い合わせ
- Google Workspaceと高い親和性を持ち導入がスムーズ
- カレンダー・ボード・コンタクトなどrakumoシリーズと組み合わせ可能
- パッケージプランで単体契約より最大40%割安になる
rakumo株式会社が提供するワークフローシステムです。Google Workspaceとの親和性が高く、既に導入しているグループウェアとシームレスに連携できます。1ユーザー月額300円からの低価格で、無料トライアルも用意されています。
こんな企業におすすめ:Google Workspaceを利用している企業、低コストで始めたい企業
コラボフロー|Excel感覚で現場主導の導入がしやすい
コラボフロー
★★★★★★★★★★- 初期費用
- 0円
- 月額費用
- 500円〜
- 無料トライアル
- 要問い合わせ
- 最短導入
- 要問い合わせ
- 稟議・経費精算など幅広い帳票テンプレートを標準搭載
- kintoneなど外部システムとの連携に対応
- 最低5ユーザー・最低利用期間2か月からの手軽な契約
株式会社コラボスタイルが提供するワークフローシステムです。WebとExcelが使える方なら誰でも簡単に申請書フォームを作成できる直感的な操作性が特徴で、IT専任者がいなくても現場主導で導入しやすいツールです。1ユーザー月額500円からとなっています。
こんな企業におすすめ:IT専任者が少ない中小企業、現場主導でスピーディーに導入したい企業
ワークフローシステムの料金相場
今回比較した4サービスの実勢価格をもとにすると、料金の目安は次のとおりです(2026年時点の調査)。
- 低価格帯:1ユーザー月額300〜500円程度(例:rakumo ワークフロー、ジョブカンワークフロー、コラボフロー)
- 高機能・大規模組織向け:1ユーザー月額20,000円程度から(例:X-point Cloud)
いずれも初期費用0円のツールが多く、まずは低価格帯のツールでスモールスタートし、必要に応じて高機能なツールへの移行を検討するのも一つの方法です。
ワークフローシステム導入の流れ
- 現状の申請フローの棚卸し:稟議書・経費申請など、電子化したい申請の種類と承認ルートを整理する
- 候補の絞り込みと資料請求:操作性・連携可否・料金体系で2〜3サービスに絞る
- トライアル導入:一部部署や特定の申請種別から試験運用し、操作感と定着度を確認する
- 全社展開:運用ルールを整備したうえで、対象の申請書・部署を順次拡大する
ワークフローシステムに関するよくある質問
Q. ワークフローシステムの料金相場はどのくらいですか?
1ユーザーあたりの月額課金が中心で、低価格帯なら月額300〜500円程度から、高機能・大規模組織向けは月額20,000円程度からが目安です。
Q. クラウド型とオンプレミス型はどちらを選ぶべきですか?
初期コストを抑えテレワークにも対応したい場合はクラウド型が有力です。自社サーバーでの厳格な運用が必要な場合はオンプレミス型を検討しましょう。
Q. 無料トライアルはありますか?
ツールによります。今回比較した中ではrakumo ワークフローが無料トライアルを用意しています。その他のツールは資料請求時にトライアルの可否を確認しましょう。
Q. 既存のグループウェアと連携できますか?
rakumo ワークフローはGoogle Workspaceとの連携に強みがあります。他のツールもAPI連携に対応している場合が多いため、利用中のグループウェアとの連携可否を事前に確認しましょう。
まとめ
ワークフローシステムは、(1)自社の承認フローへの対応、(2)操作のしやすさ、(3)他システム連携、(4)モバイル対応、(5)料金体系の5点を軸に選ぶことが失敗しないコツです。低コストで始めるならrakumo ワークフローやジョブカンワークフロー、Excel感覚で現場主導導入するならコラボフロー、複雑な承認ルートにはX-point Cloudが有力候補です。まずは気になる複数サービスの資料を取り寄せて比較しましょう。