自社のWebサイトがSQLインジェクションやクロスサイトスクリプティング(XSS)といった攻撃に狙われるリスクを、ファイアウォールだけで防ぎきれていますか。WAF(Webアプリケーションファイアウォール)を導入すれば、Webアプリケーション層への攻撃を専門的に検知・防御し、個人情報の漏えいやサイト改ざんのリスクを大きく下げられます。
本記事では、主要なクラウド型WAF4サービスを料金・実績・機能の観点から比較したうえで、WAFの基礎知識・タイプ・選び方・料金相場・よくある質問まで解説します。
WAFのおすすめ比較表
国内シェアNo.1の定番サービスから、登録サイト数無制限のサービスまで特色が分かれます。自社のサイト規模と予算に合わせて検討しましょう。
| サービス | 月額費用 | 初期費用 | 無料トライアル | 資料 |
|---|---|---|---|---|
攻撃遮断くん
|
10,000円〜 | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 資料請求ページ |
|
|
28,000円〜 | 68,000円〜 | 要問い合わせ | 資料請求ページ |
Scutum
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29,800円〜 | 98,000円〜 | 要問い合わせ | 資料請求ページ |
BLUE Sphere
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45,000円〜 | 100,000円〜 | 要問い合わせ | 資料請求ページ |
WAFとは
WAF(Web Application Firewall)とは、Webアプリケーションへの不正アクセスや攻撃を検知・防御するセキュリティ対策です。ネットワーク層を守る一般的なファイアウォールとは異なり、SQLインジェクションやXSS、悪性ボットなど、Webアプリケーション特有の脆弱性を狙った攻撃を専門的にブロックします。
ECサイトや会員制サイトなど個人情報を扱うWebサイトは、常に攻撃のリスクにさらされています。WAFを導入すれば、既存システムを改修することなく、通信を監視・遮断することでサイトを保護できます。
WAFの主な機能
- 不正通信の検知・遮断:SQLインジェクションやXSSなどの攻撃パターンを検知しブロック
- DDoS攻撃対策:大量アクセスによるサービス妨害攻撃を防御
- 悪性ボット遮断:スクレイピングや不正ログイン試行を行うボットを検知
- 脅威IP遮断:既知の攻撃元IPアドレスからのアクセスを遮断
- ログ・レポート機能:検知した攻撃の内容や件数を可視化
WAFのタイプ
国内シェアNo.1・定番型
導入実績が豊富で高いシェアを持つタイプです。攻撃遮断くんのように、クラウド型WAFの国内シェアNo.1を誇るサービスが該当します。
統合セキュリティ・マネージド型
WAF以外の複数のセキュリティ機能を統合し、専門家による運用支援を受けられるタイプです。Cloudbric WAF+のように、114ヵ国の脅威情報を活用するサービスが該当します。
短期利用対応型
最低利用期間が短く、柔軟に契約できるタイプです。Scutumのように、最低利用期間1ヶ月から利用できるサービスが該当します。
サイト数無制限型
1つの契約で複数サイトを保護できるタイプです。BLUE Sphereのように、登録Webサイト数に制限がないサービスが該当します。
WAFの選び方4つのポイント
1. 保護対象サイト数とFQDN数
複数サイトを運営している場合、サイト数に応じて料金が変わるか、無制限のプランがあるかを確認しましょう。
2. トラフィック量と料金体系
ピーク時のトラフィック量によって月額料金が変動するサービスが多いため、自社サイトの規模に合った料金体系かを確認しましょう。
3. 運用サポート体制
誤検知の調整や攻撃発生時の対応など、専門スタッフによる運用支援が受けられるかを確認しましょう。
4. 契約期間の柔軟性
キャンペーンサイトなど期間限定で利用したい場合は、最低利用期間が短いサービスが適しています。
おすすめWAF4選
ここからは、比較表で取り上げた4サービスの特徴を個別に解説します。
攻撃遮断くん|クラウド型WAFの国内シェアNo.1
攻撃遮断くん
★★★★★★★★★★- 初期費用
- 要問い合わせ
- 月額費用
- 10,000円〜
- 無料トライアル
- 要問い合わせ
- 最短導入
- 要問い合わせ
- SQLインジェクション・XSSなどのWeb攻撃を検知・防御
- クラウド型WAFの国内シェアNo.1という豊富な導入実績
- DDoS攻撃対策・サーバーセキュリティ機能も選択可能
株式会社サイバーセキュリティクラウドが提供するクラウド型WAFです。SQLインジェクションやXSSなどのWeb攻撃を検知・防御し、月額10,000円から導入できます。
こんな企業におすすめ:豊富な導入実績を持つ定番サービスを選びたい企業
Cloudbric WAF+|114ヵ国の脅威情報を活用した統合セキュリティ
Cloudbric WAF+
★★★★★★★★★★- 初期費用
- 68,000円〜
- 月額費用
- 28,000円〜
- 無料トライアル
- 要問い合わせ
- 最短導入
- 要問い合わせ
- 114ヵ国から収集する脅威情報とエキスパート部隊による運用支援
- WAF・DDoS攻撃対策・SSL証明書などを1サービスに統合
- FQDN数とピーク時トラフィックに応じた複数プランを用意
ペンタセキュリティシステムズ株式会社が提供するクラウド型WAFです。WAF・DDoS攻撃対策・SSL証明書サービスなどを統合し、初期費用68,000円から利用できます。
こんな企業におすすめ:複数のセキュリティ機能を1サービスにまとめたい企業
Scutum|最低利用期間1ヶ月からの短期利用も可能
Scutum
★★★★★★★★★★- 初期費用
- 98,000円〜
- 月額費用
- 29,800円〜
- 無料トライアル
- 要問い合わせ
- 最短導入
- 要問い合わせ
- DNSの向き先変更だけで導入できる手軽なクラウド型WAF
- 最低利用期間1ヶ月からの短期契約に対応
- FQDN数に応じた明確な初期費用体系
株式会社セキュアスカイ・テクノロジーが提供するクラウド型WAFです。DNSの向き先変更だけで導入でき、月額29,800円から利用できます。
こんな企業におすすめ:期間限定のサイトを柔軟に保護したい企業
BLUE Sphere|登録Webサイト数に制限がない総合セキュリティ型
BLUE Sphere
★★★★★★★★★★- 初期費用
- 100,000円〜
- 月額費用
- 45,000円〜
- 無料トライアル
- 要問い合わせ
- 最短導入
- 要問い合わせ
- 1契約で登録Webサイト数に制限がなく複数サイト運営に有利
- 攻撃を含むインバウンド通信は課金対象外の料金体系
- 防御・保険・サポートをワンストップで提供
株式会社アイロバが提供するクラウド型WAFです。1つの契約で登録サイト数に制限がなく、初期費用100,000円から複数サイトを保護できます。
こんな企業におすすめ:複数のWebサイトをまとめて保護したい企業
WAFの料金相場
今回比較した4サービスの実勢価格をもとにすると、料金の目安は次のとおりです(2026年時点の調査)。
- 低価格帯:攻撃遮断くんのように月額10,000円程度から
- 標準的な価格帯:Cloudbric WAF+やScutumのように初期費用数万円+月額2〜3万円程度
- サイト数無制限型:BLUE Sphereのように初期費用100,000円+月額45,000円程度から
一般的な相場としては、初期費用0〜10万円台、月額1万円台〜4万円台が中心です。
WAF導入の流れ
- 保護対象サイトの洗い出し:保護すべきサイト数・FQDN数・トラフィック量を整理する
- 候補の絞り込みと資料請求:料金体系・サポート体制で2〜3サービスに絞る
- 試験導入:一部のサイトから試験的に導入し誤検知を調整する
- 本番運用と監視:検知ログを定期的に確認し必要に応じてルールを見直す
WAFに関するよくある質問
Q. WAFの料金相場はどのくらいですか?
初期費用0〜10万円台、月額1万円台〜4万円台が目安です。攻撃遮断くんのように月額10,000円から始められるサービスもあります。
Q. 複数のWebサイトをまとめて保護できますか?
BLUE Sphereのように、1つの契約で登録サイト数に制限なく複数サイトを保護できるサービスもあります。
Q. 短期間だけ利用することはできますか?
Scutumのように、最低利用期間1ヶ月からの短期契約に対応しているサービスもあります。
Q. WAF導入に専門知識は必要ですか?
Cloudbric WAF+のように、専門スタッフによる運用サポートが含まれるサービスを選べば、専門知識がなくても運用できます。
まとめ
WAFは、(1)保護対象サイト数とFQDN数、(2)トラフィック量と料金体系、(3)運用サポート体制、(4)契約期間の柔軟性の4点を軸に選ぶことが失敗しないコツです。実績を重視するなら攻撃遮断くん、統合セキュリティを求めるならCloudbric WAF+、短期利用ならScutum、複数サイトの保護ならBLUE Sphereが有力候補です。まずは気になる複数サービスの資料を取り寄せて比較しましょう。