電話やFAXでの注文の聞き間違い・転記ミスに悩まされ、受発注業務に多くの時間を取られていませんか。受発注システムを導入すれば、注文・発注のやり取りを電子化でき、ミスの削減と業務効率化を同時に実現できます。
本記事では、主要な受発注システム10サービスを料金・対象業界・機能の観点から比較したうえで、受発注システムの基礎知識・タイプ・選び方・料金相場・よくある質問まで解説します。
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受発注システムのおすすめ比較表
発注側が無料で使える汎用型から、飲食・卸業界に特化したものまで特色が分かれます。自社の業界と取引先の規模に合わせて検討しましょう。
| サービス | 月額費用 | 初期費用 | 無料トライアル | 資料 |
|---|---|---|---|---|
CO-NECT
|
0円(フリープラン) | 0円 | あり(フリープラン) | 資料請求ページ |
BtoBプラットフォーム受発注
|
本部18,000円+店舗2,000円〜 | 要見積もり(セットアップ費用別途) | 要問い合わせ | 資料請求ページ |
Bカート
|
9,800円〜 | 要見積もり | あり(30日間) | 資料請求ページ |
TANOMU
|
数万円〜(卸業者側) | 要見積もり | 要問い合わせ | 資料請求ページ |
| COREC(コレック) | 要見積もり(基本機能は無料) | 0円 | あり(基本機能は無料で利用可能) | 資料請求ページ |
| スマレジEC・B2B | 要見積もり(ユーザー追加980円/月〜) | 要見積もり | あり | 資料請求ページ |
| アラジンEC | 要見積もり | 要見積もり | 要問い合わせ | 資料請求ページ |
| 商蔵奉行iクラウド | 7,340円〜 | 0円〜(Eシステム) | あり(30日間) | 資料請求ページ |
| クロスオーダー | 要見積もり | 要見積もり | 要問い合わせ | 資料請求ページ |
| MOS | 要見積もり | 要見積もり | 要問い合わせ | 資料請求ページ |
受発注システムとは
受発注システムとは、注文・発注のやり取りを電子化し、取引先との受発注業務を効率化するシステムです。電話・FAX・メールで行っていた発注をオンラインのフォームやアプリに置き換えることで、聞き間違いや転記ミスを防げます。
取引先の数が多い企業ほど、受発注のやり取りにかかる工数は膨大になります。受発注システムを導入すれば、発注履歴の管理や納品書・請求書の発行まで一元化でき、双方の業務負担を大きく軽減できます。
受発注システムの主な機能
- オンライン発注フォーム:取引先がオンラインで発注内容を入力
- 発注履歴管理:過去の発注内容や納期をシステム上で管理
- 納品書・請求書発行:受発注データをもとに帳票を自動作成
- LINE連携:LINEを使った手軽な発注に対応
- 在庫連携:在庫管理システムとの連携で欠品を防止
受発注システムのタイプ
汎用・発注側無料型
幅広い業界に対応し、発注側は無料で使えるタイプです。CO-NECTのように、約30,000社に利用されるサービスが該当します。
飲食業界特化型
飲食業界の受発注業務に最適化されたタイプです。BtoBプラットフォーム受発注のように、外食・卸企業向けパッケージを持つサービスが該当します。
BtoB EC型
受発注業務をECサイトのようにオンライン化するタイプです。Bカートのように、即日スモールスタートできるサービスが該当します。
卸・飲食店特化型
卸業者と飲食店・小売店間の発注に特化したタイプです。TANOMUのように、LINEで発注できるサービスが該当します。
受発注システムの選び方4つのポイント
1. 業界特化型か汎用型か
飲食業界や卸業界に特化したシステムか、幅広い業界に対応する汎用型かを検討しましょう。
2. 発注側・受注側どちらの費用負担か
発注側が無料で使えるシステムが多いため、自社が発注側か受注側かで費用負担が変わります。
3. 既存の在庫・会計システムとの連携
在庫管理や会計システムと連携できれば、二重入力の手間を防げます。
4. 取引先の導入のしやすさ
取引先にとって使いやすいUIか、LINEなど普段使いのツールで発注できるかも重要です。
おすすめ受発注システム10選
ここからは、比較表で取り上げた10サービスの特徴を個別に解説します。
CO-NECT|約30,000社が利用、発注側無料
CO-NECT
★★★★★★★★★★- 初期費用
- 0円
- 月額費用
- 0円(フリープラン)
- 無料トライアル
- あり(フリープラン)
- 最短導入
- 要問い合わせ
- 約30,000社が利用、発注側は無料、利用継続率99%以上
- LINE連携で発注できるなどマニュアル不要の直感的操作性
- 受発注フォーム作成から納品書・請求書作成までシームレスに対応
CO-NECT株式会社が提供するクラウド型受発注管理システムです。LINE連携で発注でき、フリープランは月額0円、利用継続率は99%以上です。
こんな企業におすすめ:幅広い業界でコストをかけずに受発注をデジタル化したい企業
BtoBプラットフォーム受発注|飲食業界に最適化
BtoBプラットフォーム受発注
★★★★★★★★★★- 初期費用
- 要見積もり(セットアップ費用別途)
- 月額費用
- 本部18,000円+店舗2,000円〜
- 無料トライアル
- 要問い合わせ
- 最短導入
- 要問い合わせ
- 飲食業界の受発注業務効率化に最適化された機能
- 外食企業向け・卸企業向けにそれぞれ専用パッケージを用意
- 4段階の従量制料金(上限15万円)で店舗数に応じて変動
株式会社インフォマートが提供するクラウド受発注システムです。飲食業界の受発注業務に最適化され、外食企業向け・卸企業向けのパッケージが用意されています。
こんな企業におすすめ:飲食業界で多店舗の受発注を一元管理したい企業
Bカート|即日スモールスタート
Bカート
★★★★★★★★★★- 初期費用
- 要見積もり
- 月額費用
- 9,800円〜
- 無料トライアル
- あり(30日間)
- 最短導入
- 即日
- 商品数・登録会員数に応じて選べる6つの料金プラン
- 即日でのスモールスタートが可能
- 30日間の無料トライアルで導入前に機能を体験できる
株式会社Daiが提供するBtoB EC・受発注システムです。月額9,800円から利用でき、30日間の無料トライアルで機能を試せます。
こんな企業におすすめ:ECサイトのように受発注業務をオンライン化したい企業
TANOMU|卸業者・飲食店向け
TANOMU
★★★★★★★★★★- 初期費用
- 要見積もり
- 月額費用
- 数万円〜(卸業者側)
- 無料トライアル
- 要問い合わせ
- 最短導入
- 要問い合わせ
- 飲食店・小売店と食品卸業者間の発注・販促業務を効率化
- LINEで卸の受発注を効率化できる
- 発注側(飲食店等)は招待を受けて無料で利用可能
株式会社タノムが提供する卸業者向けの受発注・販促効率化ツールです。発注側の飲食店等は無料で利用でき、LINEで卸の受発注を効率化できます。
こんな企業におすすめ:卸業者と飲食店・小売店間の受発注を効率化したい企業
COREC(コレック)|88,000社超が利用、基本機能は無料
COREC(コレック)
★★★★★★★★★★- 初期費用
- 0円
- 月額費用
- 要見積もり(基本機能は無料)
- 無料トライアル
- あり(基本機能は無料で利用可能)
- 最短導入
- 要問い合わせ
- BtoB間の受注・発注業務をWeb上で一元管理
- インボイス制度に対応、外部システム連携用のCOREC APIを提供
- 会員登録と基本機能は無料で利用可能
株式会社ラクーンホールディングスが運営するクラウド型のBtoB受発注システムです。Web上での受発注管理に加え、インボイス制度への対応や外部システムとの連携機能(COREC API)を備え、食品・雑貨など幅広い業種の卸売・小売間取引で利用されています。導入企業数は88,000社超。会員登録と基本的な受発注機能は無料で、初期費用もかかりません。
こんな企業におすすめ:まず無料で受発注のWeb化を試したい企業
スマレジEC・B2B|取引先ごとの掛け率・指値に対応
スマレジEC・B2B
★★★★★★★★★★- 初期費用
- 要見積もり
- 月額費用
- 要見積もり(ユーザー追加980円/月〜)
- 無料トライアル
- あり
- 最短導入
- 要問い合わせ
- 取引先ごとに掛け率・指値で販売価格を設定可能
- 受注データの一覧確認・個別登録、在庫数のフロント表示に対応
- Standard(受発注)・Professional(ECカタログ付き)の2プラン
株式会社スマレジが提供するBtoB向けのWeb受発注・ECシステムです。取引先ごとに掛け率や指値で販売価格を設定できるほか、受注データの一覧確認や在庫数のフロント表示など、FAXや電話中心だった受発注業務をWebに切り替える機能を備えます。基本料金は要問い合わせで、ユーザー追加は1名月額980円などの従量オプションが公開されています。
こんな企業におすすめ:取引先ごとに価格が異なる卸売事業者
アラジンEC|基幹システム連携に強みを持つWeb受発注
アラジンEC
★★★★★★★★★★- 初期費用
- 要見積もり
- 月額費用
- 要見積もり
- 無料トライアル
- 要問い合わせ
- 最短導入
- 要問い合わせ
- FAX・電話中心の受発注業務をWeb上でデジタル化
- 見積書の自動作成、在庫・単価情報の自動表示に対応
- 基幹業務システム「アラジンオフィス」との連携がしやすい
株式会社アイルが提供するBtoB向けのWeb受発注・EC構築サービスです。FAXや電話で行っていた受発注業務のデジタル化に対応し、見積書の自動作成や在庫・単価情報の自動表示など、取引先との受発注をオンライン化する機能を備えています。同社の基幹業務システム「アラジンオフィス」との連携もしやすい点が特徴で、料金は個別見積もりです。
こんな企業におすすめ:基幹システムと受発注を連動させたい企業
商蔵奉行iクラウド|小規模向けは月額7,340円から
商蔵奉行iクラウド
★★★★★★★★★★- 初期費用
- 0円〜(Eシステム)
- 月額費用
- 7,340円〜
- 無料トライアル
- あり(30日間)
- 最短導入
- 要問い合わせ(目安約3か月)
- 見積から売上・請求までの受発注業務を一本化
- 入金予定・消込管理の自動化で請求書ミスを防止
- 企業規模に応じてE・J・Sの3システムから選択可能
株式会社オービックビジネスコンサルタント(OBC)が提供する販売・仕入・在庫管理システムです。見積から売上・請求までの一連の受発注業務を一本化でき、手入力や転記ミスの削減、入金予定・消込管理の自動化などに対応します。小規模向けEシステムは初期費用0円・月額7,340円(販売のみ)から、中小企業向けJシステムは初期50,000円・月額10,000円からです。
こんな企業におすすめ:奉行シリーズで会計を運用している企業
クロスオーダー|飲食店と卸売業者をつなぐ受発注
クロスオーダー
★★★★★★★★★★- 初期費用
- 要見積もり
- 月額費用
- 要見積もり
- 無料トライアル
- 要問い合わせ
- 最短導入
- 要問い合わせ
- 卸売業者・問屋向けに特化した受発注プラットフォーム
- 飲食店などの発注側とのFAX・電話ベースのやり取りをWeb化
- 導入企業のニーズに応じたサポート体制
クロスマート株式会社が提供する卸売業者・問屋向けの受発注サービスです。飲食店など発注側とのFAXや電話でのやり取りをWeb上に置き換え、受発注業務の効率化を支援します。卸売業・問屋向けに特化したサービス設計が特徴で、初期費用・月額料金はいずれも公式サイトには明記されておらず要問い合わせです。
こんな企業におすすめ:飲食店を主な取引先とする食品卸
MOS|FAX・電話注文を一本化するモバイルWeb受発注
- 初期費用
- 要見積もり
- 月額費用
- 要見積もり
- 無料トライアル
- 要問い合わせ
- 最短導入
- 要問い合わせ
- FAX・スマホ・タブレット・PCでの注文を一本化
- 前回注文をワンタップで再注文できるリピート機能
- 基幹システムへの自動連携によるデータ処理
株式会社アクロスソリューションズが提供するBtoBモバイルWeb受発注システムです。FAX・スマートフォン・タブレット・PCなど複数の手段からの注文を一本化でき、前回注文をワンタップで再注文できるリピート機能や、基幹システムへの自動連携機能を備えます。稼働実績は650社以上。料金は要問い合わせです。
こんな企業におすすめ:取引先にFAX注文が根強く残っている企業
受発注システムの料金相場
今回比較した10サービスの実勢価格をもとにすると、料金の目安は次のとおりです(2026年時点の調査)。
- 発注側無料型:CO-NECTやTANOMUのように発注側は無料
- 標準的な価格帯:Bカートのように月額9,800円程度から
- 業界特化・従量型:BtoBプラットフォーム受発注のように店舗数に応じた従量課金
一般的な相場としては、受注側(卸・メーカー側)の負担が月額数千円〜数万円程度が中心です。
受発注システム導入の流れ
- 現状の受発注フローの整理:電話・FAX・メールでの発注状況を棚卸しする
- 候補の絞り込みと資料請求:業界特化度・料金体系で2〜3サービスに絞る
- 取引先への案内・試験導入:主要取引先から試験的に導入し操作性を確認する
- 全取引先への展開:効果を確認しながら段階的に取引先を拡大する
受発注システムに関するよくある質問
Q. 受発注システムの料金相場はどのくらいですか?
発注側は無料のサービスが多く、受注側(卸・メーカー側)の負担は月額数千円〜数万円程度が中心です。
Q. 取引先にシステムを使ってもらえるか不安です
CO-NECTやTANOMUのように、LINE連携などシンプルな操作性を重視したサービスであれば、取引先の抵抗感を減らせます。
Q. 飲食業界に特化したシステムはありますか?
BtoBプラットフォーム受発注やTANOMUのように、飲食業界・卸業界に特化した機能を持つサービスがあります。
Q. 在庫管理システムと連携できますか?
多くの受発注システムは在庫管理システムとの連携に対応しており、欠品防止や在庫の可視化に役立ちます。
まとめ
受発注システムは、(1)業界特化型か汎用型か、(2)発注側・受注側どちらの費用負担か、(3)既存システムとの連携、(4)取引先の導入のしやすさの4点を軸に選ぶことが失敗しないコツです。汎用的に使うならCO-NECT、飲食業界特化ならBtoBプラットフォーム受発注、BtoB EC化するならBカート、卸・飲食店間の効率化ならTANOMUが有力候補です。まずは気になる複数サービスの資料を取り寄せて比較しましょう。
